百聞はひと縫いにしかず。

桜が咲いて満開になり、やがてその花びらは空を舞って吹雪となり、葉が芽吹く…。


ブログを休んでいた2週間の間に、日本人のDNAに“悦び”として刻み込まれているであろう、春の風物詩が始まって終わりました。



まさかこんなタイミングになるとは思ってもいませんでした。
近頃の少しおかしな気候を考えれば、『イベントの頃にはもう桜は終わっているだろう』と感覚的に思っても不思議ではなく、それを裏付けるように開花予想日は20日前後だとニュースで告げていたのです。


ところがどっこい。


そろそろしまおうかと思っていた厚手のダウンジャケットが再度活躍するほどに気温は下がり、桜の開花日はドンドン後ろ倒し。
そしてやっとその蕾が綻び始め、桜が満開となったまさにその日、奇跡的なジャストタイミングでBANDY’Sレザークラフト教室初の単独イベント“革フェス2024”を開催することができました。



油断していた…という表現が正しいのかわかりません。
しかし想定していた来場者数(勝手な希望も込めて多めに考えていたにもかかわらず)をはるかに上回る人数がスタートと同時に、この小さな小さな教室に集まってくださったのです。
手伝ってくれた生徒さんたちも突然の出来事に大慌て、自分も対応に追われて、まったく意思疎通ができない時間が2時間ほど続きました。
正直、誰と何をしゃべったのかさえ覚えていない…(笑)



ワークショップを一人でやってくれたYさん。
最大1時間半待ちになるほどてんやわんやだったと思いますが、見事にさばいてくれました!



特にショルダーベルトを作るワークショップが人気で、二日分の材料が初日で完売!
慌てて夜に追加分を制作することに。







外の物販エリアには、自分が在庫で持っていた革や生地を特別価格で大放出!
『先生…これ、安すぎませんか??』と確認のため見せに来た革を見て『いいの!いいの!それで買ってもらってー!』とご陽気で返事してましたが、『あの値段はアカンわ…』と内心思っていたのはナイショ(笑)
値付けしながらおかしくなってたんでしょ、きっと(笑)



物販を担当してくれた生徒のK林さん、K田さん、そしてヨメさん。
ぶっつけ本番だったにもかかわらず、接客をしてお会計をして、しっかり連携プレーで乗り切ってくれました!




そして自分はレザークラフトのお悩み相談と、ミシンで革を縫ってみたいという方のお試しを担当。
特に革の試し縫いにはたくさんの方がチャレンジしてくださいました。
実際にミシンの前に座ると、最初は不安そうだった表情が驚きの表情に変わり、いつしか笑顔に。
キレイに縫えて喜ぶその様子を見た周りの参加者さんも、『私も縫ってみたい!』と次から次へと未知の体験に並んでくれました。



そして一つ驚きと共に嬉しかったのが、男性の来場者さんが多かったこと。






年齢も様々で、常々ミシン男子を増やしたい!と思っている自分にはとてもとても嬉しい出来事でした。




『こんなちっぽけでマニアックなイベントに人は来てくれるんだろうか…』

やる前は正直そんな気持ちでした。
しかし蓋を開けてみれば、二日間で延べ70人もの方々が来てくださり、たくさんの笑顔と感動に包まれたイベントになりました。

ミシンでレザークラフトはまだまだ少数派かもしれません。
でもこんなにも『やってみたい!』と思っている人が実際にいる、ということがこのイベントを通じて知ることができて本当によかったです。


世の中に溢れかえる見知らぬ誰かの情報より
自らのひと踏み、ひと針が、心を躍らせる。


人の熱や心の交流を直に感じた、まさにイベントの醍醐味をしっかりと味わえた二日間となりました。
また来年も開催できるように頑張っていきますので、これからも応援のほどよろしくお願いします!



最後に手伝ってくれたYさん、K林さん、K田さん、ヨメさん。
コーヒースタンドで盛り上げてくれたOさん。
革フェスのめちゃくちゃカッコいいロゴを作ってくれたO。

本当にありがとう!!





【イベントでの看板娘】

ジーナも看板娘として、本当によく頑張ってくれました!
いっぱいヨシヨシしてもらえてよかったネー♪



【今週の教室風景】

今年もいよいよキャンプ部の活動が本格的に始まりました!
いっぱいキャンプしましょうね〜



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