夢を叶えるお手伝い。

前回の梅の写真もそうでしたが、なんとな〜く感じる春の気配。
カラダもなんか感じているのか、いろいろとやりたい事がアタマに浮かんできます。
その中の一つが

“Qrinafができるまで”

なんじゃそれ?ってな感じですが…
時々、お店に見えた方が、
“◯◯さんに紹介されて来たんですが…”
なんてことがあります。
ありがたいな〜と思ってお話を聞いていると、どうやらお客さんではなく、

“将来お店を持ちたい”
とか
“モノ作りで独立したい”

といった希望を持った方たちでした。
で、自分の職人仲間や問屋さんなどが、“浅草にバンディってのがいるから話を聞いておいでよ!”と紹介されてやってきた…という流れ。

まぁ自分もおかがさまでなんとか続けられてるし、こうやってお店も持ててる。
そんな自分の話を聞きにきてくださるのは本当に嬉しいことです。
もし自分が逆の立場ならもちろん会いに行くし、実際に今までいろんな決断をしてきた中で、その度にきっかけをくれた人の存在があります。
その人の存在がどれだけありがたかったことか。

独立してお店を持てている今、こんな自分の経験がだれかのお役に立てたら。
迷っている人の背中をポンっと押せるきっかけになれれば。
そう思うようになりました。
そこで思いついたのが

“Qrinafができるまで”

です。
なぜモノ作りで独立しようと思ったのか?
どうやって独立したのか?
仕事はどうやって作ってきたのか?
物件はどうやって探したのか?
お店を始めようとしたときにどれぐらい資金がかかったのか?
お店の内装はどうやって作ったのか?

デザインはどうやって考えているのか?
仕入れはどうしてるのか?
どうやって売っているのか?(お店、イベント、ネット等)
SNSをどうやって活用すればいいのか?

などなど…
独立前はもちろん自分も同じ立場でしたから、聞きたいこと、教えて欲しいことがなんとなくこんな感じかな〜って思います。
その自分の体験談を話し、みなさんの夢を聞き、どうやったら叶うかをみんなで話し合う。
甘いもんでも食べながら。(←コレ重要)

みたいな楽しいミーティングをやりたいな〜なんて思ってマス。
参加したい人…いるかなぁ?
ご意見・ご希望、または参加してみたい!ってな方は気軽にメッセージなりメールなりくださると嬉しいです。
よろしくお願いします。

 

 

さて

やっとこのオーダー品にとりかかれました。
ホントお待たせしてしまってすいません。

 

【Lidie】

“外は薄いピンク、中は濃いピンク、革は最高のカーフで。”
これがお客さんからのご要望でした。
自分の中にうっすらと記憶にあった、薄いピンクのカーフ。
問屋さんに行くとレギュラー品ではなく、サンプルで作っただけ〜と言われてしまったんですが…そこをなんとかお願いして譲ってもらえました。
その枚数、たったの2枚。
型紙を当ててみるとホントにギリギリで、決して失敗は許されない緊張の製作でした。

内装はカーフの裏面、本物のスエードです。
その手のひらに吸い付くようなしっとりとした手触りは、思わず何度も手を入れてしまいたくなる心地よさ。
そして見ての通り、ピンクが大好きなオーナーさん。
確かにこの配色のバッグは売ってないですもんね(笑)
こんなバッグが欲しいという夢を叶えるお手伝いができて嬉しいデス!
末永く愛用してもらえますように。
ご注文、ありがとうございました!

そして春に向けて、また面白い革を見つけたので仕入れてみました。

一面花柄のモザイクタイルのような加工がされた一枚。
どうやったらこんな加工ができるのやら…
やっぱりイタリアの技術はスゴい。

一目惚れしたこの革で、春らしいお財布を作ります。
一目惚れしてもらえたら嬉しいな。

今週の看板娘

取れずにたたずむうしろ姿が、念力を送ってるようでバカウケしてしまいました。
ゴメンね。

春よ。遠き春よ。

ここ最近の“大げさ天気予報”にも慣れ、寒いながらもいい天気の東京です。
いつも散歩してる隅田公園では早くも

 

梅がい〜い感じに咲き始めました♪
通るたびにプ〜ンと甘い香りがして、ほんのりと春の足音を感じさせます。

今よりもっと若い頃…正直散歩の良さなんてまったくわからなかったけど、今はホントに楽しいです。
“犬を飼い始めたからでしょ〜”って思われるかもしれませんが、実はワタクシ独立当初から散歩を始めました。
なので散歩歴かれこれ6年ちょいでございます。
なんせこのお仕事は“イスに座ってなんぼ”ですから、月並みではありますが健康のため、足腰を弱らせないため…に始めたものです。

それ以来、季節というものを意識するようになったし、途中でよく会うようになった方々と少しずつ仲良くなっていく楽しさも覚えました。
またストレスがあるときなんかは、ガシガシ歩いて体中の血液をグルングルン回すことによって、驚くほど発散することも知りました。

そして今はお嬢と一緒に。
なんでも興味を示すお年頃なので、フラフラしたり引っぱったり。
そのたびに自分に怒られてますが(笑)
毎日朝晩約1時間ずつ、トコトコと歩いております。

自分も元々は田舎にいたのでわかるんですが、田舎の方があんまり散歩しない気がします。
でもたまには天気のいい日に公園にでも行って、散歩はもちろん、ちょっと飲み物とパンでも持っていくと、外で食べるゴハンが想像以上に美味しかったりします。
ぜひ散歩してみてくださいね♪

 

 

さて

ちょっと前置きが長くなってしまいましたが(笑)
今週はいつもお世話になっている革問屋さんの展示会に行ってきました。

 

この問屋さんはイタリアをメインとしたインポートレザーが得意。
毎回実に様々な革を見せてくれます。

よく“イタリアの革ってなにがいいんですか〜?”って聞かれるんですが、こればっかりは一概に言えず…
これはあくまでも“私個人”の考えではありますが、原皮や工程、技術など様々な要因があると思いますが、一番の違いは“歴史”かと思っています。
日本で革が使われるようになったのは江戸時代ごろと言われています。
というと日本での革の歴史は100年ちょっと。
かたやヨーロッパでは、かのナポレオンが活躍した時代(1700年代)にはガンガンに使われていたみたいだし、ちょっとこれはさだかではありませんが自分がよく見かけるのは“古代ローマ”が舞台の映画の中なんかでも使われてるっぽい。
となると紀元前までさかのぼります。

これは…勝てないですよね(笑)

逆に。
例えばイタリア人に“いい畳を作ってみて!”と言っても、きっと無理かもしれません。
それほどにイタリアの革は、なんともい〜い雰囲気なのです。

でも近年、日本の革も飛躍的に良くはなっていると感じます。
原皮の違いはいたしかたないですし、水の違いもあります。
さらに感性がどーのこーのなんて言いだしたらきりがない。
ですがそこは技術の国、日本ですから!
素晴らしい革もたくさんあります。
自分もインポートレザーは好きですが、日本の革も積極的に使っています。
インポートでも国産でもいいものはいい!
大切なのは自分なりの革への価値観を養うことではないか…と思っています。

今回の展示会では、イタリアの革を1枚買いました。
一目で気に入った一枚。
これに国産のヌメ革を合わせて、春にピッタリのサイフを作ります。

乞うご期待♪

 

 

今週の看板娘

 

小さなお友達ができました♡

 

 

 

2017年スタート。

いよいよ新しい年がスタートしました!
っていきなり2週もブログを飛ばしてしまい、見事ロケットスタート失敗な感じです(笑)

ワタクシの今年の目標は

 

“作りまくる”

 

です。
何気に2016年もけっこうな数を作りましたが、今年はさらに作ります。
どれぐらいかと言うと…今年の年末に

“今年はホンマ作ったな!!”

って思えるぐらいに。
前のブログにも書きましたが、去年の反省をふまえて、今年はしっかりとペースを掴みながらやっていけたらと思います。

そしてこのお正月休みに乗じて、11日まで店内の改装をしておりました。

 

ここにお店を構えてから、実に3回目の改装です。
なんせ凄まじい物量なので、“コレ…本当に終わるのか?”なんて思うのは毎回のこと(笑)
今回の改装のメインは

“作業場と売り場の間にある壁をとっぱらう”

ことでした。

この壁の向こう側が作業場。
なんせお世辞にも広いとは言えない売り場ですが、ここに184cmの大男店主が現れるわけですから。
初めて来ていただいたお客様にはなかなかのドキドキ感かと(笑)
これをなんとかしたかった感じです。
なので、入って正面にあったカウンターと、この壁を入れ替え!

 

お寿司屋さんのオープンキッチンならぬ、オープンアトリエに変身しました!
上の写真と下の写真、ほぼ同じ場所からの撮影です。

“三度目の正直”とはよく言いますが、三度目の改装にしてやっと、今までで一番ベストな感じに仕上がったと思います。
商品を見てもらうのはもちろんですが、実際に革製品を作ってるところも見てもらって、より革に興味を持ってもらえたらな〜と考えています。
でも自分的にはこれからが課題。
なんせ作業場丸見えですから。
ちゃんと常にキレイにしてかなくちゃ…ね(汗)

ここからまたいいアイテムが生まれますように。
2017年もよろしくお願いいたします。

 

新年一発目の看板娘

水も滴るいい女♪
っていうか、80年代のヘビメタギタリストみたい(笑)