まさに弾丸。

だいぶお久しぶりのブログになってしまいました…
先ほど、業界の大先輩が言われていたことが、心に染みるほどナットク。

“光陰、瞬間移動の如し”

 

わたくしバンディも先日39歳の誕生日を迎えることができました。
39歳と言えば立派なオトナ。
子供の頃に想い描いていた39歳というと、もっともっとしっかりしたオトナだと思っていました。
が、実は“オトナ”なんてものは子供の想像の産物だと思えるほどのテキトーさ(笑)
“これでいいのだ!”と思える日と、“これでいいのか?”と思える日が未だ繰り返す毎日です。

それでも、一つだけ確信しているコト。それは

“今が一番いい。”

お世辞でもカッコ付けでもなく、心からそう思えます。
と、いうことは、過去の何かが一つでも欠けたら今はないわけですから、過去はすべてヨシ。
こうやってこれからも、前を向いて歩いてゆければ…
そしてまた、良い40代を迎えられたらと思います。

 

 

先日、本当に久しぶりに“クラフトイベント”に出店してきました。

夜中に商品や什器をレンタカーにツメツメして、一路向かうは岩手県花巻市。
年に二回行われている“土澤アートクラフトフェア”に参加してきました。

 

行き道で二回ほど寝落ちするも、約7時間半かけて無事に到着。

 

 

二日間とも雨が降ったり止んだりのあいにくのお天気でしたが、想像を上回るお客さんの数!
それでも天気が良かった前回は倍の人手があったと聞いてさらにビックリ。
このイベントがたくさんの方に支持されているなによりの証です。

ほぼイベント初心者の自分にみさなん本当によくしてくださいました。
雨で濡れてしまった商品のためにタオルを貸してくださったトンボ玉のご夫婦。
雨よけを貸してくれたり、何度も声をかけてくれたcharbouzさん。
あったかいコーヒーをくれたパン屋のおばあちゃん。

そしてお客さんもステキでした。

想定外の寒さに震えていたら、“使ってください!”とホッカイロをくれた女性。
自分が浅草から来たことを告げると、“このイベントのためにわざわざ来てくれてありがとう”と頭を下げてくれるおばあちゃん。
ご自分でこだわりのサイフを他でオーダーしているにも関わらず、“お兄さんと話が出来てよかった!”とウチのサイフを買ってくれた男性。
“他も見たけど、やっぱりこのトートバッグが一番いい!”とわざわざ戻って来てくれた女性。
“さっき迷ってたポーチより値段が10倍するけど、これにする!”と銀行にお金を下ろしに行ってくれた女性。
値引き交渉を丁重にお断りしたのに、“やっぱり忘れられんからもらうよ。”と戻って来てくれたおじいちゃん。

こうやって、思い出しながら書いているだけで泣けてきそうです(笑)

 

そしてその日のうちに戻るべく、花巻の名所・名物を何一つ堪能することなく出発。

間もなく東京に着くラスト一時間は、ひたすら自分との戦い。。。
とてつもない爆音で流されるハードなロックに、10万キロを走っていたこのレンタカーもさぞビックリしたことでしょう(笑)

 

子供の頃は田舎なんてなんにもないって思ってたけど、早朝に見た田畑の景色は、思わずクルマを停めて見入ってしまうほどに美しく、ひとたび人と関われば、それは小さな暖炉のような温かさを心が感じたりする。

東北は都会の人間が忘れたなにかを、すべて持っていた気がします。
待っててくれる人のために、そして自分のために。

また行きたいと思います。