元々サスティナブル。

もう何日間も雨が降ってない東京。
ニュースでもちょこちょこ“水不足”の話題が出てきました。

手洗いをしている間にも水を流しっぱなししてると、約16リットルもの水が流されていると知ってビックリ。
日本の水道水は世界でたった9カ国しかない“安心して飲める水”。
一人の心がけでは本当に微々たるものですが、こまめに水を止めて、節水していこうと思いました。



雨はないけど、冬晴れの空は気持ちよくて。
散歩中、ふと見上げると、小さな小さなつぼみがたくさん桜の木に芽吹いていました。

あっという間に桜が咲いて散ったら、ゴールデンウィーク。
そして梅雨に入ったと思ったらすぐお盆。
で、クリスマス(笑)

今年もあっという間に日々は過ぎ去っていきそうです。





さて





『きっとバンディさんも気にいると思いますよ!』

そう言って誘ってくれたのは元生徒さん。
今や大人気作家として日々活躍されていますが、彼女の作風がとっても面白くて、『どんな革使ってるの〜?』なんて話から問屋さんを紹介してもらえることになりました。


とはいえ、実はそんなに期待することはありませんでした。
というのも少々ネガティブな革の事情を話すと、革という素材に対して、もう正直“ネタ切れ感”があるのは否めません。
今までもいくつかの問屋さんを紹介してもらうこともありました。
もちろんみなさんいい革を作るために日々努力はされています。だけどなんというか…感動はない。
自分が革を見すぎてスレてるという意味ではなく(革を見る目は肥えてる方だと思うけど)、一目見て、実際に触って、革のストーリーを聞いて『おー!これいいやん!』って素直に思える革に、そう簡単に出会えることはありません。


そんな思いを胸の奥のほ〜うに秘めつつ、でも新しい革に出会えるワクワク〜も秘めつつ、一路問屋さんがある日本橋へ行ってきました。自転車で(クルマコワイ(笑))。



結果からいうと、素晴らしい問屋さんに出会えました!
何が素晴らしいかって、革という素材の付加価値をもう一段上げようとする志と、研究熱心さ、そして実際に行動に移す力がすごかった。


昨今、“サスティナブル”という言葉がよく聞かれるけど、そういう意味では革は元々とってもサスティナブルな素材です。
食肉用に育てられた牛がお肉になるのが年間約100万頭と言われています。
その副産物として生まれるのが“皮”ですが、それが鞣されて素材としての“革”になるのは全体の約半分です。
でもそうやって利用しなければ、100万枚もの皮が焼却処分されることになります。
そのための燃料や排出される二酸化炭素の量は、私たちの想像をはるかに超える値なのでは…と思います。


ちょっと話がそれたけど、その問屋さんでメチャクチャ気に入った2枚の革。



もうこの色味をみてピンときた人もいるはず。“抹茶レザー”です!
京都・宇治にある老舗茶屋“森半”で、抹茶を製造するときに排出される茶葉のカスを再利用し、それで革を鞣しているのだとか。
まさにアップサイクルのお手本のような革です。

『茶葉で鞣してるせいかわからないんですが、やっぱり緑がとってもキレイに出るんですよね』と社長さん。

その美しすぎる色に惚れてすぐ仕入れたいと思いましたが、やはりまだ在庫を抱えるのは難しいらしく、注文枚数がロットに達してから製造するとのこと。
すかさず自分も数枚オーダーを入れてきました。欲しい!欲しい!



こちらの革は一見するとよくある感じの風合いですが…これがまたよかった!その名も“和牛バケッタ”。

日本人なら誰でも知ってるし、みんな食べたことのある和牛。でもその革はそれほど質が良くないことはあまり知られていません。
理由は“純血交配”ならではの弊害ではあるのですが…その話はちょっと長くなるのでここではスルー。

そのちょっとランクが下の“皮”を、イタリアの鞣し技術バケッタ製法で“革”にするという、なんともまぁステキなハイブリッドっぷり!
ちょっと懐かしい感じがする革の香り、キュキュッと鳴る手触り、自然のシワをそのまま生かした仕上げ、そしてイタリアンレザーと比べてもダントツの軽さ…感動モノです。

これはたまたま在庫があったので仕入れさせてもらいました。
この感じ、絶対好きな生徒さんいるもん!


さらに国内の革製造だけにとどまらず、なんとあの某スーパーブランドが使っているというメチャクチャいい感じのスペイン産ヌメ革も扱っていて….これも仕入れちゃいました(笑)


いやー、とっても勉強になりました!
既存の価値をどうやったらもっと上げることができるか?それも環境に配慮したカタチで。とはいえ、志だけでは商売にならない。それをいかに流通させていくかが大きな課題です。
自分がやってるのは小さな小さな革教室ですが、そのお手伝いをちょっとでもさせてもらえたら…そんな思いでこれからもお付き合いさせていただきたい思います。




【今週の看板娘】

家がとっても寒いので、モジャモジャがモコモコを着ております。



【今週の教室風景】

『パンダがいなくなっちゃったから、この生地と革でキーホルダーを作りたいです!』
ウチの教室はバッグしか作れないと思われてる方もいらっしゃいますが、革だったらなんでもオッケーなのですよ!カワイイ!



幸か不幸か。

2026年が始まって、いきなりブログを休んでしまいました…。


先週の日曜日は朝から激しい頭痛に襲われまして、その日は教室で生徒さん主催のコーヒーのワークショップがあったのに顔を出すこともできず、ずーっと寝込んでおりました。
頭痛の原因はわかっています。それは“不幸な怒り”。
その一部始終を書いてみたいと思います。



ことの発端は16日(金)の午後1時ごろ。

革の展示会に行くため、一路問屋さんへ車を走らせていました。
普通に減速しようとブレーキを踏んだ瞬間、それは起こりました。
なんとブレーキペダルがカチカチで、何度踏んでもブレーキが効かないのです。

『止められない!!』

と思った瞬間、恐怖で全身から汗が吹き出しました。
でもこのままでは前の車にノーブレーキで追突して大事故になってしまう。
サイドブレーキを引こうにも、最近の車はボタン一つの電子式。使うことができません。
自分にできることはそのカチカチのペダルを思いっきり踏むことしかありませんでした。
ありったけの力を込めてドンッとブレーキを踏むと、突然ブレーキが作動し、キキーッと急ブレーキがかかり、車は道路の真ん中で急停車しました。


ものすごい速さで鼓動を打つ心臓、震える体。


いつもは車がとっても多い場所ですが、奇跡的に前後の近くに車は走っておらず、大事故にはなりませんでした。ハザードをつけ、ゆっくりゆっくり路肩に停車します。
落ち着くまでどれほどの時間がかかったか記憶にないけど、しばらくしてまずは車を買ったディーラーに電話。すぐにレッカーで運んで欲しいとのこと。



じゃあ手配して欲しいというと『有料になりますけど』と簡単に言うディーラー。
もう恐怖と怒りの感情がグチャッグチャになって発狂しそうでしたが、そこは冷静に保険のロードサービスでレッカーを手配しました。
作業員さんに事情を話すと『私も年間数百台の車を運びますが、ブレーキが効かなくなったなんて話は一度もないですよ。』と驚きを隠せない様子。
車はその日のうちにディーラーへ運び込みました。


翌日の土曜日、待てど暮らせど担当から連絡はありません。
痺れを切らした自分は、教室終わりで電話すると担当が一言。


『ブレーキが壊れたみたいなんで修理しますねー。』


その瞬間、怒りが爆発しました。
こっちは本気で『死ぬかも』という思いをさせられたのです。
車でブレーキが効かないなんて聞いたこともありません。
自分のおふくろが乗っている20年落ちの軽自動車だってブレーキはちゃんと効きます。
そんな事の重大さをまったくわかっていない対応に、怒りを抑えることができませんでした。

その日のうちに代車を持って来させ、担当と直接話すことに。
元はとっても良くしてくれる担当の方。なるべく落ち着いて落ち着いて話をしましたが、直して持って来られても今後この欠陥車に乗ることはできない。そちらで引き取って欲しいと伝え、その日は解散しました。


翌日、作業員からの電話でとんでもないことが発覚します。
今回のブレーキの故障の原因となるリコールの通知が、自分に届いてなかったことがわかりました。もう1年前のリコールです。
作業員は『対策部品に交換しましたので、もう大丈夫です。』と言ったけど、そんなの乗れるわけがないと拒否しました。


そして昨日の土曜日、担当から電話でさらに驚きの展開になります。
ブレーキ故障の原因が、作業員から連絡があった原因とは違う内容で伝えられたのです。
『前回と原因が違う』と伝えても、『この原因で間違いありません』の一点張り。
さらに、安全な部品に交換したから車を戻したいので、日を決めろと言う。
そんな原因も曖昧だし、ブレーキが効かない車なんて今更乗れないと伝えるも、『もう大丈夫ですからお戻しします』の一点張り。
あまりの怒りで冷静な判断ができないと、電話を切りました。


で、今日に至っております。



トラブルがあったあの日から続く、寝付けない日々。
確かにこの車のメーカー・ディーラーは許すことはできません。
でも慰謝料を取ってやる、なんて気もありません。ただミスを認めて誠心誠意謝って欲しい…でもそれだったら一応向こうは謝った。


この深く、真っ黒いモヤモヤをどうやって消化したらいいのかわかりません。


消費者センターへ話に行く?
でも『あなたの要求はなんですか?』と問われても、さっきと同じで『もう謝罪は済んでますよね』で終わってしまう気がする…。

もうこうなったらさっさと車を戻し、さっさと乗り換えてそのメーカーとの縁を切ってしまえばラクになれる…。


こんなことに巻き込まれて気持ちが滅入ってしまう時間が、本当にもったいない。というか、今回のトラブルが大事故に繋がらなくて本当によかった。
もし前の車との車間距離が短かったら….
もし人が渡っている交差点の近くだったら…
つい20日前、帰省していた時に高速道路上で発生していたら…
想像しただけでゾッとします。


考え方のベクトルを変えれば、本当に本当にラッキーだったと思えます。
自分を傷つけるだけの怒りの感情はさっさと手放して、『いい経験をした』という便利な言葉で片付けることができたら….早くラクになれますよね。きっと。



今朝、嫁さんと一緒にジーナの散歩をしていたら、自分の肩に鳥のフンが落ちました。
見上げると、鳥はもう飛び去っていました。


『スゴいタイミングやね。でも頭じゃなくてよかったやん。』


そう言いながら、肩を拭いてくれたヨメさん。
もしかして、今年はメチャクチャ運がついてるんじゃないか…真っ青な冬晴れの空を見上げながら少しだけ、笑うことができました。



【今週の看板娘】

先週ホンマやったら那珂湊でいっぱい遊んだブログを書きたかったのになぁ!



【今週の教室風景】

いよいよあと2週間になったYKKさんでのワークショップ。
今回は20名の参加者さんがいらっしゃるので、元生徒さんのお二人にアシスタントをお願いしました。
説明をより丁寧にできるよう、本番とまったく一緒の講習会をしました。
準備は万端です!


最高記録更新。

2026年始まりました!

みなさま今年もどうぞよろしくお願いいたします。



あれだけ待ち焦がれた、1年でもっとも大好きな“年末年始”でしたが、そりゃもうあっという間に過ぎていきました。。。
今年は曜日まわりが良く、滅多にない9連休をいただいたわけですが、最初の3日間は12月にふと思いついた“断捨離&DIY”を決行しておりました。

場所は教室の裏スペース。
そこはかつて自分が作家をやっていた頃のままになっていて、その時のモノがオープン棚にぎっしりと詰まっていました。


『この棚をなくすことができたら…』


そんな未来が頭に浮かんだ時、現実的にはそのモノの量にとんでもなく大変な作業になることは容易に想像できましたが、それにも増してワクワクの方が多い自分に気づき、迷うことなく決行した次第です。

まずはその大量にあるモノを“残す・倉庫に移動・捨てる”の3つに仕分けするところから。
こういう大きな片付けを始めると必ず思う『これ、終わるんか?』って(笑)
とにかく目の前のモノを直感で分ける!迷わず分ける!


最終的には45リットルのゴミ袋パンパンで6個!断捨離ダンシャリ〜



気合い入り過ぎてビフォーの写真がないという2025年最後の大失態(笑)
とりあえず壁をDIYして、お蔵入りになってたヨメさんお気に入りのコートラックとワタクシのlouis poulsenの照明を引っ張り出してきて、メチャクチャお気に入りのスペースとなりました!

年始、生徒さんの『うわー!めっちゃステキになりましたね!!』なーんて反応を楽しみにしてましたが…これまただーれも気づかないよね〜…いいのいいの。自己満足でやってんだから。

とはいえ。

『ステキですね!』とか『スゴいですね!』とか言ってくれたら『そぉ?』なーんて言って先生元気になっちゃうから、そこんとこヨロシク(笑)




断捨離がしっかり終わって、年内すべてよし!
ってことで、伊勢&京都に帰省して、ゆっくり…というか美味しいモノいっぱい食べてきました〜♪


宇宙一美味しい、いつものうな丼。
初めて1時間以上並んだ…。


幼なじみがやってるお店で頼んだパエリア。
スタッフさんが盛り付けた後に彼が『コレもコレもコレも入れたれ!』って山盛り具材入れてくれたのは嬉しいけど、ご飯粒がまったく見えん(笑)
家族全員腹パンになりました。



友達夫婦とは年始の挨拶がてらすき焼きへ。
松阪牛のA5ランク、確かに口に入れたらとろけるけど、美味しく食べられるのは2切れまで。みんなで2026年初苦笑い(笑)


京都に行くときは必ずコレ。サイカラーメン。
1時間以上待っても食べる価値あり。10分で完食(笑)



おかげさまで人生最高体重記録更新しましたー!!(泣)
早く新しいジム見つけて運動しなくちゃ。。。

そしていよいよバンディ50歳イヤー!(嫌ーではない(笑))
今年はどんなこと、どんなご縁があるか?
新しい何かがあるといいな〜


人生は思った通りにはならない。行動した通りになる。


その言葉を胸に、自分にできることをコツコツとやっていこうと思います。





【一部の方にお詫び】
去年土曜日コースへの入会希望の方々に『2026年から枠を増設するので新規募集を行います』とお伝えしておりましたが、事情によりしばらく見送らせていただくことになりました。
入会を楽しみにしていてくださった方々には大変申し訳ありません。
今後もしばらくは席に空きが出来次第、その都度募集させていただきますので、ご縁がありましたらどうぞヨロシクお願いいたします。



【年末年始の看板娘】

元気に山登りしたり


河原でボールを追いかけたりと大忙しでした!



【年始の教室風景】

毎年年始恒例の振る舞い赤福。
なんと赤福初体験の生徒さんがお二人もいらっしゃいましたが、ひと口で感動の渦に巻き込まれておりました(笑)よかったよかった。



2025年の最後に。

賑やかなクリスマスが終わり(浅草は静かだけど(笑))、いよいよ自分が1年で一番好きな“年末モード”に突入しました。


2025年を振り返ると、とっても平和な一年だったなと思います。
そんな中、年末恒例のバンディ的一文字は….

2018年 “節”

2019年 “躍”

2020年 “決”

2021年 “苦”

2022年 “良”

2023年 “早”

2024年 “平”


2025年 “動”



かなーと思う。
今年の頭からスマホの写真を見返してみると(便利な時代になったもんだ)、とにかくいろんなところに行ったし、いろんなことやってました。



特に今年は、3月に久しぶりの海外“ハワイ”に行ったこと、そして目的がウクレレのイベントに出場するため。
3年前に『新しい趣味を!』と始めたウクレレが、まさかまさかハワイに繋がることになろうとは…。行“動”したことが、こんなにもドラマチックな移“動”に導いてくれました。
あと、ハワイのなんだか気持ちい〜い波“動”もよかったなぁ〜。




あとはキャンプにもたくさん行けたな〜。
家族と、仲間と、そしてソロでも。平均すれば月イチで行けたかも。
純粋にキャンプのみの移動にしたら、相当な距離行ってるはず。
とても充実した外活“動”でした。もう自分の中では不“動”の趣味になった気がします。



内に目を向けると、前回ブログにも書いた30年来の夢が叶った瞬間も忘れられない出来事の一つ。
その暖かな灯りは自分の心を揺さぶり、心からの感“動”を与えてくれました。
もしかしたら来年の躍“動”を見守ってくれるのではないか…と思いたい。



これもなんというか…なかなか衝撃的な出来事でした。
やっと習慣化していたジム通い。が、なんと突然の閉店。
あまりこういうことに遭遇したことがなかったので、正直“動”揺しました。
せっかく習慣化した運“動”を止めたくないと他のジムを探したけど、なかなか決定打がないまま見つけられず。
結果、気が“動”転しそうなほど体重が増えました(笑)



そして来る新年に向けて、ヤル気スイッチを起“動”させるために。
正月休みに入った今日から三日間、ガッツリ断捨離を敢行!
教室は今、毎度のことながら『これホンマに終わるんか?』状態です(笑)
でもやったるでー!


そんなかんなで、今年は“動”な一年でしたっ。

ということで。
今年もBandy’s diaryを読んでくださってありがとうございました!
秋がなく、急に寒くなった影響か、今月は体調を崩してる生徒さんがとても多かったです。
どうかお体に気をつけて、良いお年をお迎えください。
来年もどうぞよろしくお願いします。


Qrinaf / BANDY’S Leather craft school
バンディこと須川豊澄


※年明けは7日から営業させていただきます。




【ワークショップのお知らせ】

新年の2月7日にものづくり館 by YKKさんにて、ものづくり館10周年記念ワークショップを担当させていただくことになりました!
作るのは普段のワークショップでも大人気のスマートボディバッグですが、豪華な材料やオリジナルレザータグなど今回だけの特典が盛りだくさんです。
ミシン初心者の方でもチャレンジしていただけますので、ミシンで革を縫ってみたい!という方はぜひご参加お待ちしております。

詳しい内容やお申し込み(1月7日スタート)はコチラ


【今週の看板娘】

セクシーポーズで年末のご挨拶(笑)


【今週の教室風景】

クリスマス&年末ということもあり、生徒さんがたくさんのお菓子を差し入れてくれました。いつもありがとうございます!
来年もいっぱい作りましょうね〜♪




30年越しの夢、叶う。

『な、なんだこのキレイな灯りは!?』


それまでは“部屋を明るくする”という用途でしか考えていなかった照明器具。
10代の終わりに初めて自分の部屋を持つことができたとき、当然のように付けたのは天井にペタッと貼りついたような、蛍光灯のシーリングライトでした。
ちょっとだけ値段が高くとも、寝ながらON/OFFができるリモコン付きにしたことが、とても嬉しかったことを覚えています。


自分の部屋をどんなふうに作っていこうかと、当時入り浸っていた地元のインテリアショップ(のちに働くことになる)で何気なく見ていた海外のインテリア雑誌。
パラパラとめくっていると、一枚の写真に目が釘付けになりました。

どっぷりと日が暮れた中に静かに佇む、一軒の家の写真。
その玄関先に見たこともないカタチの照明器具がついていて、そのシェードの隙間から降り注ぐ光が、なんとも言えぬ美しさだったのです。
思わず冒頭の言葉が口から出て、今までは単なる“あかり”とでしか考えたこともなかった照明器具に対する意識が、まったく未知のベクトルに舵を切った瞬間でした。


『いつの日か自分の家を持てたら、この照明を絶対につける』


そんな夢が生まれたのが今から30年前、ハタチの頃。
そして50歳を目前に控えた今、ようやくその夢を叶えることができました。




一口に“つける”と言っても、その場所はこのありさま…
まずはスペース確保から。


『ゴメンな〜ゴメンな〜』と言いながらも、バッサバッサと切りまくり(笑)
強い子なんで、また来年暖かくなってきたら伸びまくってくるでしょ!勘弁勘弁!


我が家の守り神“クワトロくん”も何事かとビックリしてました。ごめんねー


なんとかスペースは確保できました。


はるばるデンマークから3ヶ月かけて届いたかわい子ちゃんをいよいよ開封!
早速取り付けます。


合板を買いにいったら、木材が引くほど値上がりしててビックリ!
なるべく無駄の出ないよう計算して、合板を三枚重ねに接着し、合計6センチの厚みに。
照明の重さが6キロ近くあるので、基礎もかなり頑丈にしました。
ベース部分を取り付けて、電源を引きます。
大丈夫です。元電気工事士なので。


ベースにアーム部分をつけて


いよいよメインのシェードの取り付け!
この写真をインスタに載っけたら、生徒さんから『いよいよドラム始めるんですね!!』ってメッセージがきて、どこにそんなスペースあんねん!と、ひっくり返るほど笑えました(笑)確かにそう見えるかも!

そして感動の瞬間…


本気で泣きそうになりました。
30年前、絶対に手に入れると決めた憧れの照明が、今まさに我が家についた瞬間です。


昔思い描いたのは、自分が建てるはずの田舎の一軒家の玄関でした。
でも30年のときを経て、実際に目の前に現れた憧れの灯りは、まさかの東京、そして自分が立ち上げたQrinafのアイコン“タツノオトシゴ”と教室のロゴを優しく照らすという、想像を遥かに超えたカタチで自分の元へきてくれました。

もし、こんな夢の叶い方をハタチの自分が聞いたら…どんな反応をするんだろうか?

でも一つだけ伝えたい。


人生は思い通りにはならん。行動した通りになるぞ。
そのままでええよ!

ってね。




【ワークショップ情報】

新年の2月7日にものづくり館 by YKKさんにて、ものづくり館10周年記念ワークショップを担当させていただくことになりました!
作るのは普段のワークショップでも大人気のスマートボディバッグですが、豪華な材料やオリジナルレザータグなど今回だけの特典が盛りだくさんです。
ミシン初心者の方でもチャレンジしていただけますので、ミシンで革を縫ってみたい!という方はぜひご参加お待ちしております。

詳しい内容やお申し込み(1月7日スタート)はコチラ



【今週の看板娘】

今年最後のトリミングを終えて、サッパリんこ。
元気が有り余ってます。


【今週の教室風景】

生徒さんが手作りのシュトーレンをみんなに差し入れてくれました。
とっても美味しかったです!ごちそうさまでした〜

屋形船 de 忘年会。

予約した時はまだまだ先だな〜と思っていた6月。
しかしそんな無防備な6ヶ月はあっという間に過ぎ去り、先日2年ぶりに教室の忘年会を開催しました!




今回もお世話になったのは屋形船あみ清さん。
ゴハンも美味しいし、ゆったりくつろげます。



全員に用意した名札をつけてもらって、座席は自由に!
平日と土曜日の生徒さんはお互いに顔を合わせることもないのでちょっと緊張したかもしれませんが、この機会に親交を深めてもらえたら…との思いで。



一通り場が温まったところで、いよいよ忘年会のメインイベント!
今回もたくさんの豪華景品を用意させてもらいました。
革をはじめ、普段買うにはちょっとお高いレザークラフトの道具も。



最初に自由に座ってくださいとお願いしたのも、実はチーム分けの布石。
ゲームを通じて絆を深めてもらおう!という魂胆です。

ま〜それにしてもこのチーム名よ(笑)

一回戦目は“以心伝心ゲーム”をやったけど、運営側が盛り上げるのに必死で写真が全然なかった…
盛り上がって面白かったけど、問題とか進め方とかもうちょっと煮詰めてもう一回やったら、さらに楽しくできそう〜!
次回への課題ですな。



決勝戦はカシメを箸で移し替えゲーム!
これが予想に反して、メチャクチャ熾烈なトップ争いになりました。
いや〜コレは見てて面白かったなぁ〜

優勝したチームから豪華景品選び放題!














たくさんのご参加ありがとうございました!
あっという間の2時間半、参加して良かったなって思ってくれたら嬉しいです。
そしていろいろと手伝ってくれたK林さん、K田さん、忘年会としては純粋に楽しめなかったよね(笑)でもホンマに助かりました。いつもありがとう。



途中お台場では花火も。

自分的にも、これで年内の大きなイベントは終了です。疲れたぁ〜。
今年もあと2週間。。。




【今週の看板娘】

今週は下でたくさん接客して頑張ったね!
だいぶモジャモジャしてきたから、来週はトリミングに行かなくちゃ。



【今週の教室風景】










年内完成ラッシュ!

年末の挨拶と屋形船。

『今年もお世話になりました。良いお年を。』


12月に入ったものの、まだちょっと早いと思われるご挨拶ですが、教室では月に一度しか来られない生徒さんもいらっしゃるため、早くも交わされるご挨拶です。


つい先日、教室では大きなイベントが終わったばかりですが、続いて今度の土曜日に待っているのが教室の忘年会。
2年前の前回、屋形船を貸し切ってやったところ思いのほか大好評で、またやりたいと声が上がりました。
ならばと再度申し込むと『船の予約はとっくに埋まっております』とバッサリ断られて、忘年会自体をやらなかったのが去年。
“必ず予約を取る”というミッションをひとりで勝手に抱え込み、船の予約を取り付けたのが今年の6月。
今回はなんとか取れたけど、まだ半年先かぁ〜…なんて思ってた忘年会が早くも来週となりました。


教室のコース違いで一度も顔を合わせたことがない生徒さんがたくさん参加される中、“レザークラフト”という共通の趣味と、美味しいごはんやお酒でいつも和やかな雰囲気の忘年会ですが、後半に一番盛り上がるのがゲーム。
革や道具など、けっこう豪華な景品をかけて行います。

とはいえ、やる方(自分)はかなり必死。
ネタを考え、準備し、当日もひとりで進行します。
前回はあまりに疲れて、どうやって家に帰ってきたのかまったく記憶がありません。。。
完全にシラフなのに(笑)

なので今回は生徒さんお二人に助手をお願いしました。


ゲームの内容を一緒に考え、盛り上がるようにネタを考えます。
そして今できる準備はササっとやって、もう今から本番が楽しみなぐらい!
前回のしんどさはなんだったのか(笑)

やっぱり志が同じ人と何かを作り出すっていいですね!
アイデアもどんどん出てくるし、準備もあっという間で本当に助かりました。

さてさてどんな忘年会になるか?
来週のブログをお楽しみに(笑)




【今週の看板娘】

影までかわゆい。


【今週の教室風景】

生徒さんが自分の大好きなお菓子を差し入れてくれました!
お菓子はもちろん嬉しいけど、買って教室に持っていこうと思ってくれたその気持ちが何より嬉しい。
いろんなことが相まって、感動のお味でした。ごちそうさま!

フェス終わり。

今年の半ばから準備を進めてきた“革フェス2025”が昨日、無事に終わりました。
ご来場くださったみなさん、そしてフェスを手伝ってくれた生徒さん、本当にありがとうございました!



スタートと同時に、まずは革が目当てのお客さんが来てくださいました。



両手いっぱいに革を抱えている方もみえて、教室で眠っているだけの革がやっと日の目を見て活用してもらえると思うと、とても嬉しくなりました。
倉庫からヨメさんとたくさん運んだ甲斐があったというものです(笑)



ミシンを使ってブックカバーを作るワークショップも、たくさん参加してもらいました!
最初はミシンの操作に戸惑いつつも、できあがったブックカバーを見て『できたー!嬉しい〜』と喜ぶ姿を見て、こちらも幸せでした♪




そしてミシンの試し縫いもたくさんの方に体験してもらいました!
そのスムーズさに持っていない方が驚くのは当然ですが、SL-700EXを持っているけど試してみたいという方が多かったのが今回の特徴でした。

『いつかは革を縫ってみたい…』と買った当時に思っていた方たちが、チャレンジしにきてくれたようです。
いつもと同じミシンなのに、教室の厚物用にセッティングされたSL-700EXは別物だ!と皆さん一様に驚きを隠せない様子でしたが、『革を買っていって自宅で縫ってみます!』とそのポテンシャルの高さに心躍らせながら、教室を後にされていきました。

やはりこのミシンで革が縫えますよ!といっても、なかなかご自分で試してみるのは不安がありますよね。
なので来年以降もこうやって直接体験できる場を作っていかなければと考えています。
そしてミシンで革を縫ってくれる人が増えれば、その周りにも縫ってみたいと思う人が増えてくれるんじゃないかなと思いますので、これからも情報発信と体験できる場を提供し続けていきます!



あとはサインペインターの中原さん。
北風が吹く寒い中、外でお客さんのサインを丁寧に描いてくださいました!



描いてもらった方々は『すてき!』『職人さんの技術が目の前で見られて嬉しい!』と、とても喜んでもらえたようです。
教室のサインを描いてもらってまだ二ヶ月ですが、こんなにも濃密なお付き合いをさせてもらって本当に嬉しい限り。
イベントを一緒に盛り上げてくれてありがとうございました!


たくさんの新しい出会い、友達や元生徒さんとの再会、お天気にも恵まれ、サイコーに楽しい1日でした。
今年もあと一ヶ月。この勢いのまま、駆け抜けたいと思います!




【今週の看板娘】

『キャー!こっち向いてぇ〜!』
ジーナも看板犬としてしっかりお仕事してました。エラいエラい!


【今週の教室風景】

組み合わせを選ぶのはしんどい時間ではない。
もっともクリエイティブで、もっとも豊かな時間なのです。

6日前。

“ギャッベ”という敷物をご存知でしょうか?
イランの遊牧民が手織りで仕上げる敷物で、羊毛を天然染料で染色し、一本一本手で結んで織り上げられるため、同じものが二つとない、すべて一点モノであることが特徴です。

自分がその存在を知ったのは20代前半の頃。
当時インテリアショップに勤めていたときに知り、その仕上がりの美しさに『いつかは…』と憧れていました。

それから倍以上の歳をとり、ようやく買えるようになった自分は、敷きたい場所を見つけては“運命の一枚”に出会うため、いそいそと探しに出かけるのが人生の楽しみの一つになりました。


今回見つけた敷きたい場所、それはトイレの前。
教室の生徒さんも利用してもらうトイレなんですが、靴を脱いでトイレに入るまでのほんの1メートルほどのスペースに、良い柄のギャッベがあればステキやな〜とイメージが浮かんだのです。


こうなったら早速ギャッベ屋さんへ。


いつもお世話になっている店員さんに希望のサイズを伝え、何枚も重なったギャッベの山から“運命の1枚”を探すべく1枚1枚めくってゆく作業は、まるで宝探しのようで大好きな時間です。
自分とヨメさんで『いいな!』と思うものは横に取り出してキープしていくシステム。
ペラッ…ペラッ…とめくっていると、『わーコレ!ステキ!』と二人して声が出た一枚を発見!
一応キープしたものも並べてみますが、ダントツの可愛さ。。。これぞ運命の一枚。
迷わずゲットしてきた次第です。



早速敷いてみると、サイズもバッチリ。
ギャッベは基本的に柄が縦方向なので、その方向にセットできたのもヨシ。
いやーまたステキな一枚に出会えて嬉しい!

生徒さんも誰か気づいてくれるかな〜ってワクワクしてましたが…今のところ0人。残念。


いいのいいの。自分だけがコレみてニヤニヤしてんだから。


…でも一人ぐらい気づいて、『カワイイ敷物ですね!』って言ってくれないかな〜って淡い期待を抱きながら、『お手洗い貸してくださーい』と立ち上がった生徒さんの背中を、密かに見送っている毎日です(笑)






さて





いよいよ“革フェス”が近づいてきました!
本番に向けて、お手伝いしていただく生徒さんたちとミーティング&ワークショップのデモンストレーションを行いました。

今回はいつも手伝ってくれている生徒さんプラス、新しい方もお二人。
教室に入るときに『将来は革業界で働きたいんです』と教えてくれた生徒さんと、作家として独立を目指している生徒さん。
そんなお二人のいい経験になれば…と、声をかけさせてもらいました。

このフェスも2回目なので、前回の反省を活かして変えたことと変えなかったこと、その他流れを話して、役割を決めます。
が、フェスには『これからレザーをはじめたい!』という方がたくさん見えると思うので、そんな方々とどんどんコミュニケーションをとっていってほしいと伝えました。
わざわざ来てくれた方に、革だけじゃなくていろんな情報や知識も持って帰ってもらいたいと思っています。



改めてSL-700EXの使い方や、ワークショップの進め方もみんなで共有しました。
一人でも多くの方に実際にミシンを使って革を縫ってもらいたい。
そのきっかけになるフェスにしていきたいと思います!



あと追加情報になりますが、前回の時に『製品の販売はないんですか?』と聞かれたこともありましたので、久しぶりにバンディがちょこちょこと作った革小物の販売もやります!
今となってはなんかちょっと恥ずかしいですが(笑)
気に入ってもらえるのがあったら迎えてやってください。



超〜お買い得な革やハギレの販売ももちろんやります!
生徒さんが値段を見て引くほどビックリした(安すぎて)お宝もあるので、ぜひ見つけてくださいね。



革に興味がある方はぜひ遊びに来てください!
スタッフ一同お待ちしておりまーす♪



【今週の看板娘】

秋ですなぁ〜。



【今週の教室風景】

100メートルあった丸持ち手の芯が残りわずか。
みんなたくさん作ってくれて嬉しい限りです。




ヨアソビヨロシク。

毎週日曜日の午後6時。
どんな仕事をしていてもその手を止めて、ブログを書き始めるのが毎週のルーティン。
そして先週の午後6時。




もんじゃ食べてました(笑)

お相手は元生徒さん。
元々革職人として喰えてる彼とは家も比較的近所ということもあり、卒業後も仲良くさせてもらっています。
この日も機械を借りにお邪魔して、少しお茶したら帰るはずが『僕ガキの頃からもんじゃやってるんで上手いですよ!今から行きます?』と、もんじゃなんぞ全く縁がなかった自分が、ホイホイとついていくには十分な誘い文句でした。
プロが作ってくれたもんじゃを5枚もたいらげ、自宅に帰ってきたのが午前0時。
さすがにそこからブログを書く元気はなく…ということで先週は、年に一回あるかないかのヨアソビをしておった次第です。


そもそもなんで彼のところへお邪魔したかというと。


焼き印をするための機械を借りに行ったのです。
弟から店のキーホルダーを作ってくれと連絡がきたのはいいですが、もっとこーしろあーしろと言われ、それを実現させるために奔走するアニキ….クゥ〜!



たかがキーホルダー20個作るためだけに、最高級の国産ヌメ革買ってやりましたよ!
はじっこちょっと使うだけで終わりなのに(笑)

出来上がったら出来上がったで梱包する袋がないから、それを買いに浅草橋…。
全部丁寧に袋詰めして、潰れないように箱に入れて発送…。

もう届いてると思いますが、今のところ弟から礼の一つもありません(笑)
あーしんど。



そんなこともありつつ、めずらしく夜を楽しんだ2週間だったなぁ。


キャンプ部員さんとデュオキャンに行って、今度は山梨側から夜景と焚き火を楽しんだり…



半年前に奇跡的にゲットできたライブに行って、アツい横浜の夜を堪能したり…




ワークショップで素敵な笑顔に出会えたり…
仕事もちゃんとしてるんですよアピール(笑)


と、濃厚な2週間でありましたっ。


さて!こっから2週間後は革フェスです!
いろいろと準備もはじめましたので、ぜひぜひ遊びにきてくださーい♪




【イベントのお知らせ】

ミシンと革で遊べる1日!
ミシンで革を縫うことにご興味がある方はぜひ遊びにきてください♪
詳しい内容は2つ前のブログか、インスタグラムをご覧ください。




【今週の看板娘】

アフロ越しの紅葉は絶景かな〜絶景かな〜


【今週の教室風景】

みんなあったかいほうじ茶でほっと一息…の一枚。