陽あれば陰あり。

実は1ヶ月ほど前からドキドキしていました。
お話をもらった時は『なんで自分を!?』とビックリしましたが、理由を聞くと『あ、あぁ…そうなんですね。じゃあ行かせていただきます。』と答えたものの、あまりに初めてのことでその後も動揺が止まらなかったことを思い出します。


そして今週、約束の日。


普段は住んでる台東区からほとんど出ることがない自分が、降り立ったのは渋谷。




昔勤め人だった時は幾度となく降りていた銀座線の渋谷駅。
それがなんともまぁ近未来の駅のような姿に様変わりしていてビックリ!
しかもいったことある方ならわかると思うんですが、以前の駅は外に出るのがまぁ〜大変。
知らない方は『なんで?』って思うかもしれませんが、いくつもの路線が出入りする渋谷駅の構内はかなり複雑。さらに古かったものだから、あとからの継ぎ足し継ぎ足しがそれをさらに難解にする。
そのせいで自分が行きたい目的地に一番近い出口を見つけても、なっかなか辿り着けなかったのです。

それがどうでしょう、階段をひとつ降りただけであっという間に外へ。
いや〜都会の進化はやっぱりスゴい。

も〜ちょっと早くして欲しかったけど(笑)



駅から歩いて10分。指定されたのは紹介制のダイニングバー。
まったくお酒を飲まない自分にはご縁がないお店ですが、実は一度このお店には来たことがあります。
というのも、このお店の音響にはウチと同じオーディオ屋さんのシステムが入っていて、なんならボクがこのオーディオ屋さんを知ったのも、このダイニングバーのオーナーがオーディオ屋さんのYouTubeに出てたのを見たのがきっかけでした。
それをオーディオ屋さんに話したら『じゃあ一緒に行きましょう!』と誘っていただいたのです。


そして今回も誘ってくれたのはオーディオ屋さん。

ボクが一番先に着いてドキドキしながら座ってると、程なくして目の前に現れたのはボクが20代の頃にめちゃくちゃ聴いてたアーティストさんと、映画やドラマで大活躍されている俳優さん。
今回はこのアーティストさんがウチと同じスピーカーを持ってるから、ボクの話を聞きたいと誘ってくれたのでした。

もちろんボクはテレビの中のお二人しか知らないので、そこから得た情報だけでイメージが出来上がってます。
しかし実際に会ってみると、とっても気さくで自然体。よく笑うし、初めて会ったボクの話もウンウンと聞いてくれます。
お酒も進み、場があったまってくるといろんな話が飛び出して、大いに盛り上がりました。

そのトーンがひと段落した頃。
アーティストさんがふと『ちょっと前からさ、いつ引退しようかと考えてるんだよね』と言い出して、思わず『えっ!?』と思いました。
その方は今でも音楽シーンで活躍されてるし、さっき場のノリで歌ってくれた時は感動で見たこともないほどの量の鳥肌が立ちました(笑)

そんな方が自分の引き際を考えている。
側から見ればとっても煌びやかな世界に生きている人だけど、自分の声が納得いかないものになったら….と心の中ではずっとその思いと葛藤して生きている。
同じ人間だもの、そりゃみんないろんなもん抱えて生きてるよね….なんて言ったらそれまでだし、ボクと彼の人生を比べるなんてことはするわけないけど、ほんとイメージや思い込みだけでその人を判断してはいけない!と当たり前のことだけどその難しさに気付かされました。


こんなボクでさえ、『いつも楽しそうでいいですね〜』なんて言ってもらうこともあるけど、考えが煮詰まった時や、SNSで見たくもなかったものを見てしまったりして、眠れない夜を過ごすことなんてよくある。
みんなそれぞれの人生を一生懸命に生きているんだから、せめて人に恥じることのない生き方をしよう…

と、宴の帰り道、夜中の1時に恵比寿でラーメンをすすりながらオーディオ屋さんと一緒に語り合ったのでしたっ(笑)





【イベント情報】


日時:7月15日(月・祝)10時〜15時
場所:BANDY’Sレザークラフト教室
入場料:1,000円

革をミシンで縫ってみたい!
ミシンでレザークラフトを始めたいけど、SL-700EXで本当に縫えるのか試してみたい!
そんなたくさんのお声をいただき、気軽に革を縫うことにチャレンジできるイベントを立ち上げました。
どんな理由でも構いません。
SL-700EXを使って実際に革を縫ってもらい、自宅のミシンで革が縫えるようになったことを実感していただくためのイベントです。
入場料を1,000円頂戴しますが、革が選べるかわいいコインケースが作れるミニワークショップが付いてますので、ミシンでレザークラフトができる喜びをぜひ感じてみてください!
さらに、これからミシンで革を縫ってみたくてSL-700EXを買おうか迷ってる方へ。
すぐにレザークラフトを始めてもらえるメチャクチャお得なスペシャルセットを台数限定でご用意!(前回の革フェスでも完売しました)
予約も不要ですので、この機会にぜひご参加ください!

《追記》
このイベントにたくさんの反響並びにお問い合わせをいただいております。
とてもとても狭い教室ですので、一度に入ってもらえるのが4〜5名です。
午後の方が比較的空いていると思いますので、ご来場を予定してくださっている皆さんは、時間に余裕を持ってご来店くださるようお願いいたします。





【今週の看板娘】

雨の止み間を狙って公園でボール遊び!
そろそろカラダは短くしなくちゃね〜




【今週の教室風景】

5年ぶりにパソコンを新調しました!
イベントのサムネ作成もサックサクになったので、8月も楽しいイベントやりまっせー





せっかくなら美味しく。

今日のこと。

コロナ前はちょこちょこ開催していた、美味しいコーヒーを飲むためのコーヒーセミナーを久しぶりにやりました。





講師はうちの教室ではお馴染みのコーヒーマニアOさん。
このセミナーは生徒さんによる生徒さんのための開催です。



今回参加してくれた5名。みんなコーヒーが大好き。
自宅で飲む、そして淹れるコーヒーをもっともっと美味しくしたいと集まってくれましした。




まずは“コーヒーってなに?”というところから、ちょっとお勉強。
コーヒー豆ってそもそもなんなのか?産地でどんな違いがあるのか?焙煎するとどうなるのか?美味しい、そして自分の好みの味を見つけるにはまずはここから。と、Oさんがわかりやすい資料と共に解説してくれます。




そしてコーヒーを淹れるための器具の説明。
昨今のブームもあって、多種多様な器具があります。
どれが正解というのはなく、いろいろ試して自分の好みの味が出る器具を探すのがめんどくさいけど楽しい、とOさん。
やはりコーヒーも嗜好品だということを再確認させられます。

でもその中でも、初心者が買いやすい、使いやすい器具を紹介してくれて、みなさん一生懸命メモされてました。




そして手挽きミルの挽き比べも。
なんでもそうですが、価格が高いものにはそれなりの理由があるんだなと、みんな納得の表情。




そしていよいよOさんによるデモンストレーション。




みんな食い入るように見つめます。画面を(笑)
後から何度でも見返せる、い〜い時代になりましたね!




すごい!美味しい!とみんな一様に笑顔に。
一杯のコーヒーでこんなに幸せになれるなんてステキです!




続いて一人ずつOさんの指導を受けながら淹れていきます。




それを一口ずつに分けて全員で試飲するんですが、全員味が違う!
同じ豆、同じ器具でやってるのに….本当に不思議です。





2時間の予定が1時間オーバーしてあっという間の3時間!

もちろんウチの教室の母体はレザークラフトですが、こうやって自分が好きな事、興味がある事をみんなで共有するのって本当に楽しいですよね!
キャンプ部の次はコーヒー部も発足しちゃいそうです(笑)

何が美味しいかの正解は自分の中にある。
こうしなきゃ、っていう固定概念を取っ払って、自分の“美味しい”を見つけてほしいですね!楽しんだもん勝ちです!

みなさんお疲れ様でしたー。





【イベント情報】


日時:7月15日(月・祝)10時〜15時
場所:BANDY’Sレザークラフト教室
入場料:1,000円

革をミシンで縫ってみたい!
ミシンでレザークラフトを始めたいけど、SL-700EXで本当に縫えるのか試してみたい!
そんなたくさんのお声をいただき、気軽に革を縫うことにチャレンジできるイベントを立ち上げました。
どんな理由でも構いません。
SL-700EXを使って実際に革を縫ってもらい、自宅のミシンで革が縫えるようになったことを実感していただくためのイベントです。
入場料を1,000円頂戴しますが、革が選べるかわいいコインケースが作れるミニワークショップが付いてますので、ミシンでレザークラフトができる喜びをぜひ感じてみてください!
さらに、これからミシンで革を縫ってみたくてSL-700EXを買おうか迷ってる方へ。
すぐにレザークラフトを始めてもらえるメチャクチャお得なスペシャルセットを台数限定でご用意!(前回の革フェスでも完売しました)
予約も不要ですので、この機会にぜひご参加ください!




【今週の看板娘】

カワイイけど…これは食べられないねぇ。
アンタの足だよ(笑)



【今週の教室風景】

今このアイスにハマってまして…
みんなで一緒に食べて紹介しました(笑)

モヤモヤ晴れた。

この匂いをかぐと、ふと思い出すことがある。
そんな香りを誰しもが持っているのではないかと思います。


先日の朝の散歩中。いつもの道、いつもの風景。
公園の自転車も入ってこれないような小道をスッと入った瞬間、フワッと鼻から身体に入ってきた甘い香り。




その正体はボクも大好きな“クチナシ”。
その香りは唯一無二。
だけどその香りを楽しめるのは、一年でたったの数日だけ。
あっという間に花が終わってしまいます。

ボクの中ではこの花が咲くと『そろそろ梅雨入りやな〜』って思います。
こんなこと地元にいた時は考えたこともなかったけど、意外と緑が多い東京で知ることができたんなて不思議な感じです。

梅雨入りが遅れているようだけど、この花の香りと同時に、自分の気管支もなんだかムズムズ。
この時期に発症しやすい喘息の薬を早めにもらっておかなくちゃ…と思う今日この頃です。





さて





つい先日、革問屋に勤める後輩から『コレ、知ってますか?』と一枚のパンフレットを渡された瞬間、『キターッ!!』と思わず声が出てしまいました。
それは

『革』『レザー』と呼べる製品は、動物由来のものに限定する。

と、JISが定めたというパンフレットでした。

革やレザークラフトに関心がない人にはなんのこっちゃ?な内容かもしれません。
しかし自分にとっては『やっとか!』という思いで、手に取った瞬間はかなり興奮しました。



“エコレザー”という言葉を聞いたことがある人もいるんじゃないでしょうか?
エコなレザー、なんとも耳障りのいい響きですが、ボクら革を扱っている人間にとっては、なんともムズムズした思いを抱くものでした。

“エコ”や“SDGs”など世界的な意識の変化の中で、なぜか、牛をはじめとする革に対して風当たりが強くなったな〜と感じ始めたのが数年前のこと。
世界の名だたる大メーカーがこぞって“脱レザー(動物性)”を謳い、リンゴやサボテンのカスから作るエコなレザーへシフトし始めたのです。
自分も最初聞いた時は『リンゴ!?リンゴの革って何よ!?』と困惑しました。
しかしよくよく調べてみると、そのリンゴでできた革と呼ばれる素材に、リンゴは10〜30%しか含まれておらず、残りは石油由来の化学物質。
これは革なんてものではなく、ただの“合皮”やん。と。


そして同じタイミングで出てきた、もう一つのエコレザー。
それは余った革のハギレ等を細かく粉砕し、シート状に加工した素材。
もちろんその革を繋ぎ合わせるために化学薬品が使われてるはずだし、これも革とは違うんじゃない?と感じていました。


そんなモヤモヤも、大手メーカーがこの素材を使って『ウチはエコしてまっせー!』なんて言い出したら、我々小規模事業者としては『違うと思うんやけどなぁ…』と飲み込むしかありませんでした。
その数年間のモヤモヤがパァーっと晴れた瞬間が、まさにこのパンフレットを手に取った時だったのです。


この件に関しては、細かいことを書き出したらキリがないので(笑)
ご興味がある方はぜひ調べてみてください!


ただ!これに関してあと一つだけモヤモヤが残っていて…それは“スプリットレザー”という素材。
この素材、実は素材としても製品としても結構出回っていて、製品の表示上も“牛革”と表記されています。
実際にウチの教室でも生徒さんが『先生!安い革見つけたんですよ〜』と買ってきたことが何度かあります。
自分は革の切り口を見ればわかりますが、それぐらい見た目で判断するのは難しいです。
でもこれを“牛革”って謳っていいのか…。甚だ疑問です。
気になる方は“スプリットレザー”で検索してみてください!




【今週の看板娘】

天気も良かったので、牧場に遊びに行きました。
テレビに4本足の動物が出てくると『ヴ〜〜〜〜』と一丁前に唸るのに、本物を目の前にしても見ようともしないのが不思議です(笑)



【今週の教室風景】

漉き機の調子をミシン屋さんにもてもらいました。
その職人技を見せてもらえる、そして教えてもらえる喜びは、何事にも変えがたい貴重な体験です。
いつもありがとうございます!




憧れを探しに。

5月26日から6月3日までお休みをいただきまして、8泊9日のぐるり東北旅行に行ってきました。

これまでなら9日間休みが取れるなら、迷わず海外旅行…となってたはず。
しかし現在は目も当てられないほどの円安。
テレビで海外旅行から帰ってきた人たちのインタビューを見て、なんかせっかく行っても心から楽しめる気がしない…と感じ、それならと国内の普段あまり行くことのないところへ行ってみよう!と、東北をクルマで一周することにしました。


そしてテーマは『よく聞くけど行ったことない・食べたことない、憧れのものを体験する』。


食いしん坊な自分はせっかく現地で食べられるものをケチりたくない!の思いで、8泊中5泊はキャンプ場で車中泊をすることに。
実はそれが元で、恐怖に怯える一夜を過ごすことになるんですが…。


それは4泊目の秋田と岩手の県境のキャンプ場に泊まった時のこと。
夕方に着いてチェックインしようと受付に向かうと、開口一番


『クマ出ますけど…大丈夫ですか??』


大丈夫なわけないやん(笑)!!
『ホンマに出るんですか!?』と聞くと、前日も目の前の木に登っていたと半笑い。さらに、


『本日のお泊まりはお客さまだけですので、できるだけ賑やかにお過ごしくださいネ♪』


そんなヨメさんとイヌコロ一匹で来てるのに、どうやって賑やかに過ごせと言うのか。
誰もいないキャンプ場でヨメさんと二人で手を繋いで夜通し踊ってるほうが、よっぽどアブナイやつやん!(笑)
なんて心の中でツッコミながらも、今更宿泊場所を変えるわけにもいかないし、仕方なく設営することに。

なんせ今は一応都会っ子な自分たちが、毎日のようにニュースで目にするクマ関係の映像といったら、とりあえずこっちに向かって襲いかかってくるイメージしかない。
誰かが言ってたけど、その様子と言ったらマツコデラックスぐらいの巨体が、ウサインボルト並みのスピードで向かってくるそうな…。
そんなのに出くわしたら、きっと走馬灯がまわるヒマもないだろう。

設営中もガサっと音がなればビクッとそちらを見、パキッと枝が折れるような音がすればそ〜っと見、聞いたこともない奇声が聞こえれば『なんでそんな声出す必要があんねん!』と訳もわからずイラ立ち、そんな状況で疲れてヘトヘトなのに恐怖で眠れない…
気を紛らわそうと夜中にSNSを見てたら、キャンパーがテントから外へ出ようとしたらクマと鉢合わせする動画を見てしまい、さらに恐怖に慄くはめに…


ほとんど眠れず迎えた朝。
トイレに向かう途中にあったこの看板



思いっきり蹴っ飛ばしてバッキバキにしてやりたい気分でしたが(笑)
管理人さんにも『また来てくださいね〜!』と明るく見送られ、次のキャンプ地へと向かいました。

いやー、でも悔しいかな。
とってもいい感じのキャンプ場だったんですけどねー



とはいえ、人間がクマちゃんの住んでるところに入っちゃってるんですもんね。
おじゃましました!



あとはダイジェスト!



福島県では東北の職人仲間と一緒にキャンプして。




仙台では牛タン食べて。



盛岡で冷麺食べて。



青森では奥入瀬渓流と



憧れの酸ヶ湯温泉へ。



秋田で比内地鶏を食べて。



山形では日本海に沈む夕陽に感動し。



最後はどうしても行きたかった、新潟の燕三条へ寄って。




ジャイアント馬場と背比べしてきました(笑)



総移動距離、ざっと2000km!
駆け足ではありますが、行けそうで行く機会がなかった東北をたっぷり堪能してきました。
海外もいいけど、自分たちの知らない日本がまだまだある。
国内旅行ハマっちゃいました。
まだまだ円安も続きそうなんで、今のうちに行けるところへGo!




【今週の看板娘】

アレ?子グマ?
かわいすぎるやろーっ!(笑)
ジーナもお疲れさん♪



【今週の教室風景】

帰ってきて早速SL-700EXのワークショップ!
今回は島根県からご参加いただいた方から、最高齢の79歳の方まで、終始賑やかに行われました。
長い時間お疲れ様でした!