あぁ、懐かしの二本立て。

ウチのアトリエ(建物)は築60年以上だそうです。

尋ねてきてくれた方によく『ステキな雰囲気ですね!』な〜んて言ってもらえたりもしますが、裏を返せばもはや“古民家”の域に達してるのは否めません。
さらには入り口周りを自分でDIYしちゃってるものですから、すきま風がビュービュー入ってきて寒いのなんのって。

そのせいでこの冬の光熱費は目も充てられない数字になっております(泣)



とはいえ、『寒いから作業したくなーい!』なんて言ってる場合ではないので、なんせよく冷える下半身をあっためるために、やっと導入しました!





遠赤グラファイトヒーター!

つけた瞬間に思いました。


『なんでもっと早く買わなかったんだろ…』って(笑)


大好きな“アラジン”の製品です。
あったかいというよりは熱い!
1番弱にしてちょうどいい加減。
これで作業も捗ります。





一緒についてきたカタログが、まぁ〜ステキで。
紙質も写真も文章も心地よし。

現代はほとんどネット化されていて、説明書すらも『ネットでご覧ください』なんてQRコードだけがちょこんっと載ってたりします。
まぁそれはそれで資源の無駄遣いにならないからいいんだけど…
不意にこんなカタログ見せられちゃうと、なんだかグッとくるものがありました。

アナログの良さ…というか、人の温かみ…というか。

この製品を作っている会社が、“何を大切にしているか”ということが見える気がして。
アラジン製品のいちファンとして、応戦し続けたいと思います。







さて






今週は多分小学校以来…かな?
こんなことをしてきました。



BLUE GIAIANT



SLAM DUNK

東宝!じゃなくて(笑)、バンディ春のマンガ祭り〜♪
しかも1日で2本観てきました!
小学校以来と書いたのは、だって昔は映画って二本立てが当たり前でしたよね??
いい時代だったな〜(笑)


映画は大好きですが、アニメ映画ってあんまり観ないというか…大人になってからは特に。
しかし今回は我が青春のバイブル“SLAM DUNK”ですから!
ど真ん中世代ですよ、ど真ん中。



今でも忘れられないことがありまして。


高校でバリバリバスケットをやっていた自分。
試合でミスをすると監督が大声で


『おい!流川!(ほんまは須川(バンディの本名))何やってんだ!!』


ってイジって言うもんだから、み〜んな『流川!?流川ってヤツがいるのか!?』と一斉に自分を見てきて、まぁー恥ずかしいこと(笑)
でもこの時頑張ったおかげで、国体の三重県代表選手に選んでもらったのが、バンディ唯一の過去の栄光なのです(笑)




そしてBLUE GIANT。
知らない方が多いと思うけど、自分が今めちゃくちゃハマってるマンガでして。
仙台に住む高校生が、世界一のジャズテナーサックスプレイヤーを目指して成長していく物語。
“マンガの絵から音が聞こえる!”と話題の作品で、このマンガをきっかけにサックスを始めた人の多いこと!
主人公の吹く音が実際はどんな感じなのか!?好きな方はみんな期待を膨らませての鑑賞になったと思います。


まぁ結果を言うと…


涙が止まらなかったっすねぇ〜(笑)


なんせ音の迫力・緻密さがスゴい!!
あのマンガの世界観を見事に映像化した、素晴らしい映画でした。
ジャズに興味がない方でも、最新の映画館はこんなにもスゴいのか!とビックリする内容です。


1日にこの2本を観て、涙がスッカラカン(笑)


でも2本とも終わった瞬間に


『もっかい観たいな…』素直にそう思えました。

二千円で買える非日常体験。
映画って、本当に素晴らしいですね!







【今週の看板娘】

両手(?)を使って器用に遊びますな〜




【今週の教室風景】

ドイツ人の生徒さん、初めての赤福…




非常に美味しいですねぇ!

だって!ヨカッタヨカッタ。




【BANDY’Sレザークラフト 教室のご案内】

現在教室の方は、新規のご入会とともに体験教室の方も中止しております。
再開しましたら改めてお知らせいたします。


教室の内容や、生徒さんの作品など詳しくは教室のホームページをご覧ください!
BANDY’S Leather craft school






女神の前髪とお知らせと。

二つ前のブログ『ワタシノオシロ。』で、独立した生徒さんのお店に新聞記者の方が取材に来られたことを書きました。


その後、この生徒さんから連絡が。






一面カラーで載ってるーっ!!

これは地元でい〜い宣伝になりましたね!
思わずウチの生徒さん全員に参加してもらってるLINEのスレッドにも転送しちゃいました。
誰にも言ってないけど、もしかしたら同じような夢を持ってる生徒さんがいるかもしれない。
そんな方の夢を、少しでも後押しできたらいいな…の願いを込めて。




ボクが今のアトリエを開いたのが、今年でちょうど10年。
というと、37歳の時です。

10年経った今、当時のことを思い返して、まず出てくる言葉って何かな?と考えました。
そしたら出てきたのが…


『体力あったなぁ〜』


です(笑)



仲間に助けてもらいながら、やり方を調べつつ、毎日毎日DIY。
『これホントに完成するのかな?』って思わなかった日はありませんでした。

紆余曲折ありながらも、なんとか続けてこられた10年。
ここでもし自分が『よし、アトリエを新しくしよう!』と思い立ったとしたら、10年前と同じようにできるだろうか?


…正直自信はありません。


始まってしまえばやれるかもしれない。
けど、現時点ではそんな気持ち。


なにを言いたいかというと、新しい何かを始めるときは、1日でも若い方がやっぱりいいんだな…ということを実感する自分を見つけたということです。


この先、自分はずっと前から言い続けている“移住”をするかもしれない。
そんなことはせずに、東京でもう少し広いスペースを見つけて続けるかもしれない。


やる、やらないは自分でコントロールできるけど、そのきっかけをくれる“ご縁”はコントロールできない。
いつ、どんなカタチで自分の目の前に現れるかわからない。

でももしその“チャンス”が目の前に来た時。
パッとすぐに手が出て掴めるように….まさに“チャンスの女神には後ろ髪はない”そんな意識は数年前から持ち続けています。







こないだ、自分がとっても好きなバイクのカスタム職人さんの個展が東京で開かれるとのことでお邪魔してきました。

飾られていた数台のバイク。
みんな古いバイクなのに、あるバイクは貴婦人、かたや別のバイクは野獣のような佇まい…
思わず見惚れてしまう美しさ。


少しだけ、お話をさせてもらいました。
バイクのことはもちろん、オーディオのこと、アトリエを構える八ヶ岳のこと、下世話だけどバイクのお値段のこと。
とてもじゃないけど自分が手の届く金額ではなかったけど、最後に言った職人さんの一言が心に残りました。


『今、新規のオーダーは受け付けてないんです。待たせてしまうのがお客さんに悪くて。』


ハッとしました。
ウチの教室も同じ状況にしてしまってるなと。

もちろんこんなカリスマ職人さんと同じ境遇で考えてはいけないのはわかっています。
お客さんの立場からすれば、この職人に作ってもらえると待つことが付加価値になるような方ですから。

ただ、ウチの場合は『レザークラフトを今から始めたい!』という気持ちで体験教室を受けにきてくれます。
そして一番盛り上がって、『よし!やるぞ〜』となったタイミングで入会待ちの告知…。
『そうなのか〜…』と意気消沈させてしまった姿を、もう何人も見てきました。


正直言えば、たくさんバックオーダー(ウチで言えば入会待ち)を抱えていた方が、経営的には安心します。
でもその考えが、せっかく盛り上がったお客さんの心をボッキリ折ってしまうようなことがあってはいけない…
件の職人さんが潔く『止める』と決断したのを見習って、ウチの教室もしばらくの間教室の新規入会・体験教室を止めることにしました。

もし、ウチの教室でレザークラフト始めたいな〜と思ってくださっていた方がいたら申し訳ありません。

新規の受付再開はまたこのブログやSNS等でお知らせさせてもらいます。






今年は末吉だったから大人しくしてよ〜と思ってたけど、なんだかんだでいろいろある2023年です(笑)






【今週の看板娘】

最近風強いです。
春が近づいてるってことかなー。




【今週の教室風景】

真剣な眼差しで作るこのバッグは、お母さんへのプレゼント。
ええ子やぁ〜(泣)





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再開しましたら改めてお知らせいたします。


教室の内容や、生徒さんの作品など詳しくは教室のホームページをご覧ください!
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尋ねてもらえるシアワセ。

今週は久しぶりに出ました。大雪警報。
都内でも数年に一回はでます。


とはいえ、ウチがある台東区はほとんど降らず。。。
また大げさ予報かよっ、なーんて思ってましたが、23区でも結構積もった場所もあったみたいで。
普段ほとんど雪が降らない地域は、こんな時大変です。


自分はというと



こもってワークショップの準備作業してました。
こういう作業にはうってつけな天気ですな。


あー、早く大自然の中でキャンプやりてぇ….。
って思い始めたら疲れてる証拠。
そろそろ連休がほしいバンディです。






さて






先週からアトリエの方に何組か尋ねてきてくれた人がいました。
来ないときはだ〜れも来ないですが(笑)
来てくれると嬉しいものです。




まず来てくれたのは元生徒さん。
去年の秋に地元の広島に帰ることになって、今はそちらで革製品の制作とウチと同じレザークラフト教室を開業しました。
オープンして約半年、いろいろと悩みもあるようで、『ちょっと相談に乗って欲しいんです』と尋ねてきてくれました。

彼は今のボクの状況を『うらやましい』なんて言ってくれますが、教室が軌道に乗るまで4年はかかったし、独立してからまともに食べられるようになるまでは10年かかりましたからねぇ(笑)なんて話をすると『そうだったのか!知らなかったです…』と彼。

ウチがある程度生徒さんが集まってる状態から入ってくれたので、バンディ教室は最初から大人気と思われていたらしい(笑)
教室始めた頃は1日で生徒さん0とか1とかザラでしたからね〜。


しかし彼はとっても器用でセンスがいいし、その強みを活かしてぜひ広島でも活躍して欲しいと願っています。
なのでいっぱい褒めておきました!(笑)


広島遊びにいったら美味しい広島焼きご馳走してもらお〜っと♪








次に来てくれたのは


何気に長いお付き合いをさせてもらっているOさん。

ボクよりはるか年上のナイスミドルですが、出会いは10年前、
レザーメイト さとうさんでアルバイトをしていた頃、レザークラフトを始めたいと接客させてもらったのがきっかけでした。
5年間アルバイトをしていた中で、こういう『始めたい!』というお客さんを何十組もご案内させてもらいましたが、ずっとレザークラフトを続けてくれている人は何人いるんだろうか…。

多分全体の1%ぐらいかもしれません。

そういう確率の中での貴重なクラフター仲間なのです。



最近は近くのクラフトイベントに出店して、自分で作って・接客して・買ってもらう、という楽しさに目覚めたOさん。
いよいよ工業用ミシンを購入したいのだが…というご相談でした。


ウチの生徒さんでもよくあるご相談。
この年代の方々が必ず言うこと3つ。


①もうあと何年できるかわからないのに、ミシンなんて買ってもいいものか…。
②買っても使いこなす自信が…。
③もし自分が亡くなったら、処分してもらうのも大変だし…。


そして自分が必ず言うこと1つ。


『いいから早く買え(笑)』



1日でも早く買えば、1日楽しい日が増えるわけですから、買えるんなら迷ってないで買えばいいのです。
そのかわり、あとのフォローはなんぼでもしますからおまかせくださいな。


Oさん、楽しんでますか〜??







最後にこれまた嬉しい再会。


体調を崩してしばらくお休みしていた先輩クラフターさんが、いよいよ復活したとのことで、約4年ぶりにゴハンを一緒に食べました。

お二人はスゴい腕をお持ちの先輩で、自分など足元にも及ばないほど。
でもとってもボクのことを可愛がってくれて、本当にありがたいです。

お二人の話は本当に刺激的で、自分の中にしまってある“作家魂”がグラグラと揺さぶられるほどに。
あっという間の4時間。
連絡をくれてとっても嬉しかったです!






近頃よく思います。

人間関係って、やはりお互いがお互いを思いやってこそ信頼関係が生まれる。
自分のことを大切にしてくれない人と、関わってる時間はない。

ということを。


こうやってわざわざ浅草まで自分のことを尋ねてきてくれる人たちに感謝して、その気持ちになんとか自分も応えたい。
そんな人間関係が今年もたくさん生まれたらいいな。







【今週の看板娘】

めっちゃモジャモジャでオトコマエになってきました。
明日散髪にいってきまーす。




【今週の教室風景】

今週はSL-700EXのワークショップでした。
埼玉と群馬から参加していただいて、あっという間の6時間。
とっても楽しんでもらえたようでよかったです!
お疲れさまでした。





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ワタシノオシロ。

唯一信じてる星座占いに書かれていた、2023年天秤座のキーワード“人間関係”。
早くもそれにブンブン振り回されているバンディです。
でも今のところそれは、いい意味で。


11月のブログで書いた、夢を叶えようとする一人の生徒さんのお話。
その関係性が、“生徒”からボクと同じ“自営業者”に先日なったので、早速お祝いにサプライズで突撃してきました!さっき(笑)


場所は熱海…





あらーっ!ステキじゃないですか!


前回引っ越しを手伝った時はまだまだ改装中でしたが、立派なお店になってました〜。





ここのショーウィンドーをどんなふうに仕上げるのかな〜と思ってたんですが、メチャクチャいい感じ!
お店のロゴも個性的だけどキャラがあってカワイイ♪
お店に入る前からビックリとワクワクです。




ペットグッズも色がカワイイ!
本格的に革を学んだ人が作るアイテムだから、仕立てや品質は間違いなし。
これはファンがつきそうな予感。。。





お店に入って右側がショップサイド。
丁寧に仕立てられた革製品がズラッと並びます。





聞くとビーズ手芸も習っていたそうで、革とビーズを組み合わせたアイテムも。
これは好きな人いるんじゃないですか〜!?
色の組み合わせがメチャいい感じ。



さらには刺繍もやってたそうで、こんなアイテムまで!
まさに今までやってきた手芸の集大成のようなお店ですね。
いや〜素晴らしい。




そして入って左側がオーダーの打ち合わせや、ゆくゆくはワークショップができるスペースに。
シンプル、でもカラフル。
初めて来ても不思議と落ち着く、とても居心地の良いスペースです。




色々と話してたら、一人の男性が入ってきました。


『熱海新聞のものですが、新店がオープンすると聞いて取材にきました!』


ってリアル渡りに船かよ!(笑)
ウチの教室に通ってくれてる5年間、ここに至るまでの様子をずっと見守らせてもらったけど、これまでの道のりはまるで神様に『アナタはこの場所でお店をやりなさい!』と導かれているかのような順調さ。

そう、10年前の自分を見ているようで(笑)




記者の方に『失礼ですが年齢を伺ってもよろしいですか?』と聞かれ
もぅ隠すこともないと笑いながら『60です』と答える彼女がとってもステキで。

ずっと都会で暮らしてきたMさん。
レザークラフト、ビーズ工芸、刺繍を勉強し4年前に熱海に移住。
去年から物件を探し、約40年勤め上げた会社を定年退職。
すぐにお店を1からDIY開始。
壁紙を貼り、床を作り、棚も作って、大きな作業台も木を切って作った。

すべて一人で。


こんなに大変なこと、誰にでもできることじゃない。
でも夢を叶えようとする気持ち、そして目の前で叶ってゆく瞬間が、きっと彼女の心と身体を動かしたに違いない。

『人間、いくつになったってやればできる』

よく聞く言葉だし、言うのは簡単だ。
けどボクは今、目の前でその夢が叶う瞬間を見ることができた。
彼女はボクのことを“先生”と呼んでくれるけど、人生の先輩であるMさんの夢を叶えた姿は一生忘れないでしょう。


そして迎えた2023年2月4日、Mさんの独立記念日。


正直、不安でドキドキしながらお店にいるかな〜と思ってました。最初は。
しかしそんな予想とは裏腹に、ここは花屋さんかと思うぐらいたくさんのお祝いの花に囲まれて、キラキラした笑顔で接客してたMさん。
やっと手に入れた自分のお城で、これからも良い出会いに恵まれながら、末長く続けていってくれると信じて。


本当におめでとうございます!!




Mさんのお店
atelier DA(ディーエー)
静岡県熱海市清水町10-10
営業時間11:00〜17:00
不定休
instagram : deep_affection_leathers







【今週の看板娘】

トイレを開けたら2秒でジーナ(笑)




【今週の教室風景】

腹が減ってはレザーはできぬ。
ストーブで炙った干し芋はなんでこんなにウマいのか。




【BANDY’Sレザークラフト 教室のご案内】

現在教室の方は、空きが出次第お申し込み順にご案内させていただいております。
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とおっしゃられる方が多いですが、ほとんどが初心者の方です。
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