魔が刺してもダイジョーブ。

まーなんとも雨が多い今年の5月。


昔は『雨の日は膝が痛い』なんて聞いても1ミリも信じてませんでしたが、今になってみりゃなんともまぁ雨のひどい日は身体がポンコツになること!
頭ガンガン、脂汗は吹き出すし、自分でも何しゃべってんだかわけワカメ(笑)

この仕組みって解明されてるんでしょうか??
これに効く薬なんて開発した日にゃノーベル賞ものでしょ。


コロナの次はこのお薬をお願いします。ファイザーさん。


あ、腕が痛くならないヤツね(笑)







さて






わたくしバンディ、革でモノを作る仕事をしておりマス。
この仕事に就くと一つ、人生から失われるものがあります。

それは、“革製品(靴以外)を買う楽しみ”。


まぁまったく買わないかと言うとそうでもないのですが。
でもこの仕事になってから何か革のものを買ったかというと…


スペインで見つけたこのベルトかな!
使われていた革が見たこともない、とんでもなくカッコいい革だったので。
今でも気に入って使ってマス♪

このお店ステキだったなぁ。。。
スペインはまた必ず行くぞ!!



自分の記憶が確かなら、コレだけです。
この仕事になってから買った革製品は。




買わなくなったのはもちろん“作れる”ようになったからですが、じゃあ自分の革アイテムをジャンジャン作っているかというと….そーでもない。
よっぽどグッと気持ちが盛り上がらないと自分のモノって作らないんですよね。
それって多分、レザークラフトを“趣味”でやっていた期間が自分にはまったくなかったから…と思っているんですけど。


しかしちょっと前、本当に久しぶりに気持ちがグッと上がりまして。
何を作りたくなったかというと、自転車のサイドバッグ!
以前のブログでも書きましたが、15年ぶりに買い換えた自転車、ガッツリ仕入れに使うために、買ったものを入れるバッグを作りたくなったのです。


まぁこれですら“必要に迫られて感”はチラッとありますが(笑)


ちょっと時間ができたので、ササっと一丁作ってみました!





あいかわらずデザイン画なんてモノは描きません。ってか描けません(笑)
すべて頭の中の妄想で作ります。

思い描いたのは横マチの帆布と革のコンビバッグなので、型紙はまずはマチから。




なんやかんやとパーツの型紙が出来上がり。
続いて素材。




革はイタリアのミネルバリスシオ。
コストなんてカンケーありません。自分のなんで(笑)
でも極力ムダが出ないように、丁寧にカット。




帆布は8号のオリーブ。
自転車用なので雨に降られても大丈夫なように、パラフィン加工されたものをチョイス。
自分用!自分用!(笑)





何度も言いますが、完成図はアタマの中…




自分が作ったものには製品じゃなくても一応このマーク。
愛着がグッと、グググっと上がります♪




今回は本体が帆布なので内装はつけません。
ですので本体はグログランテープ、口元は革巻きで仕上げます。
左が革巻き用のラッパ、右がグラグランテープ用のラッパ。
同じ作業でも仕組みがまったく異なります。





本体をグルグルっとテープで巻きまして。




ひっくり返す。
この瞬間はいくつバッグを作っても一番ドキドキするし、一番楽しみな瞬間なのです★





諸々のパーツを付ければ…





完成でーす!!





サンプルも作らずに一発勝負だったけど、バッチリ!イメージ通りにできました。
型紙から完成まで2日でできたし上等でしょ!

大きなベルトで留まっているように見えますが、実はバックル部分がマグネットになっているので開け閉めもラクラク♪


これで仕入れ先で魔が刺して金具1万個買っちゃってもダイジョーブ!
ブイブイ仕入れちゃうぜ〜♪♪






【今週の看板娘】

カワイイ笑顔の右手には、しっかりとボールがキープされております(笑)




【今週の教室風景】







またまた大物が完成!
さすが洋裁の先生、とってもきれいに仕上がりました。
モダンな花柄とシックな牛革の組み合わせで、一年中使えそうです。
お疲れ様でした!





【BANDY’Sレザークラフト 教室のご案内】

現在教室の方は、空きが出次第お申し込み順にご案内させていただいております。
悪しからずご了承ください。

また、体験教室の方は引き続き受講していただけます。
工業用ミシンにご興味がある方はぜひご参加ください。


『ぜんぜんミシン初心者なんですけど大丈夫なんですか?』
とおっしゃられる方が多いですが、ほとんどが初心者の方です。
ぜひ一度体験教室にいらしてください!

体験教室では実際に工業用ミシンを使って、レザーキンチャクを作っていただけます。
小さなキンチャクですが革を切る・縫う・漉く・ヘリ返す・タグを作るなど、ミシン仕立てならではの技術を一通り体験してもらえます。
詳細・お申し込みは下記のリンクからどうぞ。

教室の内容や、生徒さんの作品など詳しくは教室のホームページをご覧ください!
BANDY’S Leather craft school

下記材料屋さんにもパンフレットを置いていただいておりますので、ぜひお手に取ってご覧下さい。

レザーメイト さとう さん
三洋商会 さん
角田商店 さん
Kファスナー さん

ご検討のほどよろしくお願いいたします。


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「魔が刺してもダイジョーブ。」への2件のフィードバック

  1. 自分の物をたまに作ると気合いが入りますかね?最近は、私は作っていませんが。先日、近くの雑貨店に出品して2点ほど買って頂きました。感謝です。また、製作意欲が出て来ました。パーツが少なくなって来たので、そのうちまた、浅草橋の方へ出かけ様と思っています。寄らせてもらっていいでしようか?

    1. 気合いというかなんというか…まぁ思いついたから作るか…みたいな(笑)

      売れてモチベーションが上がってきましたか?
      じゃあパーツを買い足して、さらにやる気アップさせてください!
      連絡待ってまーす。

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