Leather crafter from Canada.

【本日のブログは長文です】


4月中頃のこと。


アトリエで作業をしていると、母親と娘とおぼしき二人が訪ねてきました。
声をかけると返ってきたのは英語。
見た目ではちょっと個性的な日本人やな〜ぐらいに思っていたのでビックリ。

あちらは日本語がぜんぜん喋れない。
こっちは英語がぜんぜん喋れない。
ということで、スマホの翻訳アプリを介してのやりとりとなりました。

要件を聞いてまたビックリ。


『あなたにバッグ作りを教えて欲しくて、カナダから来ました』



思わず『マジで!?』って大声で言っちゃって。
きっと通じてないけど向こうも笑ってた(笑)

その後、30分ほどいろんなやりとりの末…お断りしました。
とても残念でしたが。
お二人が帰られた後、ヨメさんに今あったことを話しました。

『せっかく来てくれたのにね。なにかしてあげられることはなかったんかな…』


アトリエに戻った自分はなんだかいてもたってもいられず、気がついたら自転車にまたがってました。
お二人が帰られてから、もう10分以上はたっている。
でも“ご縁”があれば見つかるはず…という思いを胸に、直感を信じて自転車を走らせたのでした…。




で、その後どうなったかと言いますと。



15分ほど自転車で探していると、浅草寺の裏でバスを待っているお二人を発見!!
もうこれはご縁ですな。と、数日後にアトリエに来てもらう約束をしてお別れしました。





彼女が作ってみたい!と言ったのはこのバッグ。
カラーもこのままで。




前日に準備を始めたら、なんと革の在庫がないことが発覚!
当日、朝イチで問屋に駆け込むという…
そんな革をすぐに買いに行ける環境はありがたいけど、これで儲けナシが確定(笑)

ま、外人さんに教えるなんてなかなかできないんで、その経験を買わせてもらう気持ちで。
切り替え切り替え。





そんなかんなで時間通りに来てくれたKatie(ケイティ)さん。
教えて欲しいことがてんこ盛りで、次から次へと質問が飛び出します。

日本の革について

漉き機の使い方

ミシンの種類やセッティングのこと

これだけで1時間経過(笑)


さすがにそろそろ始めないとヤバいぞとなった頃、衝撃の事実が発覚します。




『ワタシハミシンヲツカッタコトガアリマセン』





後ろにバッチーンとひっくり返りそうな衝撃をこらえつつ、こーなったら意地でも完成させたる!とナゾのプロ根性スイッチがオンになったことを彼女は知りません(笑)




言葉が通じない相手に、どうやったら伝わるか?
それをずっと悩んでいました。

そこで英語が堪能な生徒さんに相談してみることに。
外国でいろんな料理のワークショップを受けたというこの生徒さんのアドバイスは


『やって見せれば必ず伝わります』


それしかない!ということで、キットを2つ用意して、目の前で同じように進めることにしました。
そしてお互いの手元には一応翻訳アプリを。





しかし意外や意外!というか、これこそまさに“好きこそものの上手なれ”!
ミシンを使ったことがないなんて信じられないぐらいの速さで上達していきます。
お母さんはヒマそうですが(笑)




漉き機もあっという間に習得!
いや〜これにはビックリです。




顔全部はイヤだとKatieさん。
ほとんど自力で完成させました!!
いや〜頑張りましたねぇ。

スタートから9時間半!
ちゃんと使えるバッグが無事に完成しました。



たくさんの『Thank you so much !!』を言い残して帰っていったKatieさん。
その後に残されたグチャグチャの作業台と、行き場のないバッグ(笑)
緊張の糸がきれ、この光景をしばしボー然と見つめることしかできませんでした。

でも最後に一つ、とてもとても大切なことを彼女に伝えるのを忘れてました…


『日本のバンディのところへ行けば、作り方教えてくれるよ!』って周りにゼッタイ言うなよって(笑)


めっちゃ疲れたけど、とってもいい経験させてもらいましたっ♪


注:飛び込みで来られても基本的にはお断りしますのでヤメてください。





【今週の看板娘】

ま、なんだって楽しかったらいいよねー♪
って精神をジーナから学んだ気がします。
ありがとね。



【今週の教室風景】

出来上がった瞬間、『今まで作ったバッグの中で一番良くできた!!』と叫んだ生徒さん。
ウチの生徒さんの中でもトップクラスに数は作ってる彼。
なんでも上手くなるには反復練習しかない!を体現してくれて、その姿を見た他の生徒さんには相当刺激になったはずです!
お疲れ様でした。




【BANDY’Sレザークラフト 教室のご案内】

現在教室の方は、新規のご入会受付並びに体験教室のお申し込みを一時中止しております。
再開しましたら改めてお知らせいたします。


教室の内容や、生徒さんの作品など詳しくは教室のホームページをご覧ください!
BANDY’S Leather craft school

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「Leather crafter from Canada.」への2件のフィードバック

  1. バンディさんは、色々な経験をされていますね。愉しさを感じさせて頂いています。手作り市に向けてバッグ作りに励んでいるのですが、腕ミシンに慣れず、悪戦苦闘です。ステッチがうねうねです。自分の不器用さを思いしらされています。(泣)

    1. 確かにいろいろありますね(笑)
      でもお店があるし、SNSもやったりしてますから、いろんな人との繋がりができて面白いです。

      ボクの感覚ですが、ミシンは手縫いより10倍難しいと思っています。
      ボクだっていまだに修行中です。
      負けずにたくさん踏んで、使いこなせるようになっていってください!

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