チキチキ。

ク〜リ〜ス〜マスキャロルがぁ〜♪

な〜が〜れ〜るぅころにはぁ〜♪♪

 

この曲を聴くと思い出す…

めっちゃしんどかったけど、めっちゃ楽しかった高校時代のファミレスでのアルバイト。
クリスマスじゃないけれど、一生忘れられない夜があります。

 

それはさかのぼること25年前の大晦日。
あの頃はまだ伊勢神宮の周りには食べ物屋さんがなんにもなくて、あるのは某超有名和菓子屋が経営するこのファミレスのみ。
当然、初詣を済ませた人々が一斉に押し寄せてくるのです。。。

 

31日の夜10時の開店と同時に押し寄せる人の波。
普段は開けない個室も全て解放して、全部で250ある席は一瞬で埋まりました。
さばいてもさばいても一向に減らないオーダー。
テーブルに届けても届けても厨房から出てくる食べ物。
片付けても片付けても減らない洗い物。
頭がボ〜ッとしてきて、ふと入り口に目をやるとそこには絶望的な人数の行列。。。

 

『1時間だけ休憩やるから休んでこい!』

 

やっと店長のお許しが出た午前5時。
ソファに座った途端、意識が遠のく。。。

気づくと、朝の9時。

もぅ怒鳴られること覚悟でしれ〜っとホールに戻ると…誰も何も言わない。
みんなが本当に必死でした。

自分も迷惑かけた分を取り戻そうと必死に働きました。

 

そして迎えた閉店の午後10時。
入り口を閉めた途端、みんながその場に座り込んだことを思い出します。

その後も忙しい毎日でしたが、このアルバイトの経験を経て初めて『人に任される』『人に頼りにされる』『人に信頼される』という“働く喜び”を教えてもらった気がします。

 

冬休みが終わる頃。

店長に『よく頑張ったな!』という言葉とともに渡された給料袋。
言っても高校生です。バイトです。たった2週間です。
10万円ももらったら天にものぼる喜びです。

ワクワクしながらも恐る恐る開けてみると…
具体的な金額は控えますが、一言だけ言えること。

 

 

バブルってスゲーーーーーーーーっ!!!(笑)

 

 

若いうちの苦労は、買ってでもしろ。

誰が言い出したかは知りませんが…..大賛成。

 

 

 

 

さて

 

 

 

すっかり前置きが長くなってしまいましたが(笑)
先日お伝えした通り、来年からミシンメーカーの“JUKI”さんで講師をさせていただくことになりまして。
ほとんどこちらの条件を飲んでくださって何不自由ない講習なのですが、唯一JUKIさんから出された条件。
それは…

 

この職業用ミシンを使って講習すること。

 

わたくしバンディ、最初にバッグ作りを始めたのが『バッグ職人養成学校』だったこともあり、ズ〜っと工業用ミシン一筋。
家庭で使う職業用ミシンは全く使ったことがありませんでした。

と、いうか。

『職業用ミシンでは、革はちゃんと縫えない。』
それが業界では当たり前で、自分も疑う余地はありませんでした。

 

でも届けられたのはJUKIさんが『自慢の最上位機です!』と胸を張る職業用ミシン。
まぁまぁそこまで言うのなら。
バッグを作る前にその実力を見せてもらおうじゃないの!とばかりに、色々と試してみることにしました!

題して

 

☆職業用ミシンよ!お前はどこまで縫えるんや!チキチキ☆
〜売るほどある牛革でイヤになる程試したろやないか選手権〜
—JUKI SL-700EX編—

 

最初に言っておきます。
JUKIさん壊したらごめんなさい(笑)

 

ミシンのスペックはホームページ等で確認していただくとして、今回使用した糸は上下ともに20番手。
針は工業用のオルガン製DB×F2の18号です。

まずは序の口。

 

1.0mmから2.0mmのクロム鞣しの牛革をそれぞれ縫ってみました。

 

 

問題ないどころか、まぁ〜キレイに縫えること!

 

 

さすがに1.0mmと2.0mmでは多少糸調子を見なきゃいけないけど、ほぼ問題なし。

 

 

続いて

 

どれだけ重ねて縫えるか!
まずは2枚。

 

 

 

 

オモテウラ問題なし。

 

 

続いて3枚重ね

 

 

 

 

3枚重ね、問題なし。

 

 

とことんいったるでーってことで4枚!

 

 

 

 

ちゃんと縫えてるがな!!

 

 

ほんなら5枚いってまえーっ!
合計7.5mm厚!!

 

 

 

 

思わず声出ましたよね。

 

マジかーーーーーーーっ!!

 

って。(笑)

 

だって

 

この厚みが縫えたんですよ?
これはもう驚異的です。。。

でもさすがにこの厚みはミシンがしんどそうだったので、煙が出てくる前にここでストップ。
実際この厚さまで縫う事はほとんどないですからね。

機械の進歩にはホント驚きますが、あとは実用的にちゃんと縫えるかどうか。
まだまだ色々と試してみたいと思います!
興味がある方はぜひ楽しみにしていてくださいね♪

 

 

 

【今週の看板娘】

すっかり年末モードでダラケきった毎日です(笑)

 

 

 

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2019年1月より木曜日の“昼の部”と、水曜日の“夜の部”を新設!
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「チキチキ。」への2件のフィードバック

  1. 私も職業用ミシンを使っていますが、裏があまり綺麗に行きません。ヌメ革などタンニン鞣し革もテストされますか? 先日、依頼を受けたファスナー付スマホケースを届けたのですが、ファスナーの付け根がよれてしまい、出来の悪い物を届ける結果になってしまいました。お詫びして、金額を下げて渡しました。以前使っていたパーツを一部使用する条件で依頼を受けたので作り直しも出来ず、とてもへこみました(涙)勉強させて頂きました。

    1. タンニン鞣しはこれからですが、確かにちょっと厳しいかもしれないと予測します。
      クロムと違って繊維のしまりが強いので、どうなるかなといったところです。
      大野さんの場合はとりあえず針をもう1つか2つ太くして、なるべく早いスピードで縫ってみてください。
      それで解決しないとなるとパワー不足かもしれません。

      自分も今までにいっぱい失敗してきました〜
      でもトライ&エラーはモノづくりにはつきもの。
      めげずに続けてくださいネ!

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