30年目の珍事。

前回のブログでも書いたように、今年は諦めていた夏休みがコロンと転がり込んできまして、毎年恒例のルートで帰省してまいりました。


毎回、せっかく西へ帰るからにはアソコに行ってココに行って…と普段なら行けないところへの予定をワクワクしながら立てるのですが、まぁ〜なんせ疲れてる。どこかに行くどころか、東京〜京都〜伊勢〜東京の運転を考えるだけでちょっと不安になる状態。
なので今回は実家に行くことだけに集中して、ゆっくりしようと決めて帰りました。


とはいえ、帰ったら必ず食べたいものは食べるんですが、こんなめずらしいハプニングがありました。



このブログにもちょいちょい登場する自分が“宇宙一ウマい”(毎回言ってる(笑))と思ってるウナギ。
今回も迷わず足を伸ばして食べに行ったのですが、注文したものよりウナギが一切れ足らないことに気づきました。(注:このお店はウナギを3〜5切れで好きな枚数を注文するシステムです。決してワタクシが『いつもとちゃうやんけーっ!』とクレームを入れたワケではございません(笑))

配膳のお姉さんに『すいませーん、注文より1切れ足りないんですけど〜?』と伝えると、そんなバカな….みたいな呆れ顔で寄ってきたお姉さん(注文の時と同じ人)、どんぶりを覗き込むと『ホンマや….すんませんでしたぁ〜!!』とその場にいたお客さんが全員振り返るほどの勢いで謝られてビックリ!

『大将に言うてきます!』とその場を勢いよく去ろうとした時、な〜んかイヤな予感がしまして…

『大丈夫!ぜんっぜん大丈夫なんで、とりあえずコレに1切れだけもらえますか?』とどんぶりの蓋を渡す自分。しかしそれを聞かずに『言うてきます、ちゃんと言うてきますからぁ〜!』とダダダダっと階段を駆け降りていく女性。


小さな嵐が過ぎ去ったような空気の中、『30年来通ってるけど、こんなん初めてやわ〜』とヨメさんに話しながら少しずつ食べ進めてましたが、そりゃもう“宇宙一ウマいウナギ”ですから、箸が止まるはずもありません。
『まぁええわ〜』と笑いながら最後の一口を食べ終わろうとした瞬間、またダダダダ〜っと勢いよく階段を駆け上がる音が。



ドン!!

ハイ、悪い予感的中〜(笑)

20代じゃあるまいし、丼を二杯も食べられるワケもなく、丁重に丁重に何度も何度も断る自分。丁重に丁重に何度も何度も差し出す女性。その押し問答に周りのお客さんもクスクス笑い始め…もうホンマにお腹いっぱい感と恥ずかしさが入り混じった自分は、ちょっと大きめな声で『お気遣いは嬉しいけど大丈夫です!』とハッキリと伝えました。
すると『わかりました。少々お待ちください。』と真顔になったお姉さん、おもむろに立ち上がり、ササっと階段を降りて行ったのです。


そして待つこと10分…


暇を持て余して『ホンマはウナギ一切れやったらどうする?』と冗談まじりに蓋を取ろうとしたら『やめとき!』とヨメさんに止められたその時です。
まったく別の入り口から店員さんがバッと入ってきたと思ったら、『コレでどうぞ!!』と差し出したのは食品パック!!


そんなんちゃうて〜〜〜〜〜!!!



もうこれ以上押し問答するのもアレなんでとこちらが折れ、店のものでも自分のものでもない、さまよう鰻丼の蓋を開けてキラッキラのパンッパンに入ったどんぶりの中身をパックに黙って移し替え、会計の際には引くほど頭を下げられて帰ってきました….。
実家に戻っておふくろに事の顛末を話すと『よかったやん。じゃあ私が晩ご飯にも〜らおっと♪』と鼻歌まじりに持ち去るおふくろに、その鰻丼にはあの嵐のような押し問答の様子があったことを見せてやりたい気持ちでいっぱいでしたが、そっと見送ったのでしたっ。



と、まぁいろんなことがあったようななかったような帰省から帰ってきまして、早くも9月になりました。
今週末の土曜日は久しぶりのYKKさん、JUKIさんとのコラボワークショップです。午後はおかげさまで満席になりました!ありがとうございます。
そして実は翌日の日曜日、朝4時起きでまたまた伊勢に車で向かいます!地元の友達がお店を新装開店したお祝いと同窓会に行ってきます。
ですのでネタは山盛りなんですが、ブログはお休みさせていただきます。(今年初めて!)

ピークは過ぎたとはいえ、まだまだ暑さが続きます。
自分の周りでもコロナでもインフルでもないのに高熱でダウンしている人がたくさんいますので、お身体に気をつけてお過ごしください。





【今週の看板娘】

実家でくつろいでいるように見えますが、やっぱり落ち着かない様子。
昼間でもウトウトして、終始眠そうなジーナでした。



【今週の教室風景】

教室ではありませんが、今週の9月1日は自分の独立記念日でした。
まるっと13年。今まで何も続けてこれなかった自分には奇跡のような数字です。
思ったほど自己肯定感が高くない自分にとって、いつも通ってくれる生徒さん、そしてワークショップに参加してくれる受講者さんたちの喜ぶ姿を見れることが、『あぁ〜、この仕事やっててよかったな』って思える、心の支えになってます。
そんな自分と関わってくださっている皆さん、本当にありがとうございます。
まだまだやりたいこと、やってみたいことはあるので、自分のペースでボチボチと14年目も歩いていければと思っています。
どうぞよろしくお願いします。




【BANDY’Sレザークラフト 教室のご案内】

現在教室の方は、新規のご入会受付並びに体験教室のお申し込みを一時中止しております。
再開しましたら改めてお知らせいたします。


教室の内容や、生徒さんの作品など詳しくは教室のホームページをご覧ください!
BANDY’S Leather craft school

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