あの頃を忘れないために。

いよいよ始まりました。この時期、毎年恒例の







浅草“クリスマスってなんですか?”月間

浅草寺の仲店は12月に入ればお正月飾り!
今はまだ写真のような軽〜いモードですが、中ごろになれば寿マークの入ったデッカイ飾りがズラリと並びます。

浅草に引っ越してきて、今年で10回目の年末。
すっかりこの風景が心に馴染んでます。

今年最後まで無事に過ごせますように。







さて






前々から使いにくいな〜とは思っていたんです。
何かというとこの道具。



青いのはハンドプレスと言って、革を抜き型で形に抜く時に使う道具。
今はなき“ベルメックス”というメーカーのもので、日本国内のレザークラフターさんには結構普及しているプレス機です。
実はウチにあるのは“試作機”。
当時ベルメックスさんから『レザークラフトに使うプレス機を作るので、意見が欲しい』とお願いされ作ったものでした。

あれから10年以上使ってますが、まだまだ現役。
ベルメックスさんちょっと前に製造をやめちゃって、今は手に入らないみたい。
安くてよかったのにね〜…残念。



そして使いにくくなってるのは…その革の下に敷く黒い板。
これは抜き型の刃にキズつかないようにプレス機の下に敷いて使う、硬いゴム製の板です。

元は真っ黒。
それが何度も何度も刃が食い込むことで抜き型の跡がつき、革のカスが入り込んで白くなり、真ん中が反ってしまい、もはや平面ではありません。

そうなると抜き型の刃に力が均等にかからず、革がうまく抜けなくなってしまったので、いよいよ新調することにしました。

新しいのに交換すると、ま〜よく抜けること!
なんでもっと早く交換しなかったのかと思うほど。
生徒さんに頼まれる抜き作業も、これでサッとできます。



今まで使ってきたゴム板は再利用はできないので廃棄します。
『お疲れまさ』と声をかけ、ゴミ箱に入れようとしますが…これがなかなか捨てられません。
というのも、このゴム板は自分がレザークラフトを始めた時に買ったもの。
バッグの学校に行ってる時も、独立して全然食えなかった頃も、ず〜っと自分を支えてくれたこの板。
その思いが簡単にポイっとはさせてくれないのです。




今週の水曜日、夜の教室でのこと。




楽しい話の流れから、突然始まった生徒さん同士のLINEの交換会。
レザークラフト、そしてウチの教室を通じて出会った人たちが、こんなに楽しんでくれる。
こういう場を作ることができるなんて、あのゴム板を買った頃には想像もできなかったことです。


スーパーに行った時、無性に食べたくなった198円のタコときゅうりの酢の物が買えなかった当時の自分。
“初心忘れるべからず”とこのゴム板を見るたびに思い出せるように、これからもこの板を捨てる日は来ないんだろうな。きっと。






【今週の看板娘】

おいもさんをロックオン!
でもヨシって言われるまでガマンできます!!




【今週の教室風景】




ドイツ人の生徒さんが二個目の課題バッグを完成させました!
例えば日本語が通じない国に行って教室に通い、バッグを作るなんてできますか?
ボクはできません!!(笑)
スゴイとしか言いようがありません。
素晴らしい!お疲れ様でした!!



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BANDY’S Leather craft school





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