出会いは劇薬ナリ。

『あのミシン屋さん、バンディ先生のこと知ってましたよ!』




生徒さんからそう言われたのは、今月半ばの教室でのこと。
確かにそのミシン屋さんの名前は、生徒さんからも『お世話になっている』とチラホラ聞いていて、気になっていました。


続けてその生徒さんが

『ちょっと先生に相談してからミシンを検討します。』

と伝えてその場を後にしてきたと言うので、こりゃ渡りに船だとばかりに、ご挨拶がてらお店に行ってみることにしました。



『あの〜、浅草でバッグ教室をやっておりますバンディと申します。』

とご挨拶させてもらうと

『あーー!!ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!ドーモ!ドーモ!』

ととっても気さくに社長さんが迎えてくださいました。



も〜そこからは怒涛のミシン談義(笑)
社長のミシンに関する知識の豊富さがハンパなくて、お話がべらぼうに面白い!
例えば…


JUKIの腕ミシン DSU144と145の違いは、そもそも先祖が違うから当たり前!

今一番優秀な腕ミシンは実はMITSUBISHI製!

今はなきYAKUMOとadler(現在は両社とも吸収合併されている) の意外な共通点とは?

TAKING・DANGMAN・Birdlandなどなど、今人気の格安海外製工業用ミシンの実情とその実力はプロから見てどうなのか?


などなど…
ある程度、工業用ミシンを触っている人なら気になってしょうがない内容が盛り沢山かと(笑)


そんなお話で盛り上がった楽しい時間はあっという間に過ぎ、なんと後日、今度は跡を継がれる息子さんを連れて、アトリエにきてくださいました。
実はこれが今後とっても重要なことです。
それは『後継ぎ』がいらっしゃること。

昔からある業界はどこも同じかもしれませんが、ほぼほぼみんな『後継ぎ問題』を抱えています。
もちろん革業界、ミシン業界も例外ではありません。
この『後継ぎがいる』ということが、なにより信頼につながるのです。




来ていただいて約1時間後、自分の口から自分でも驚きの一言が…



『腕ミシン、買います!!』



ミシン屋さん、ソッコーでセットして持ってきてくれました(笑)



親子で息もピッタリ!
あっという間にセッティングしてくれまして



メインの腕ミシンが、現行のDSU-144Nに替わりました!
2021年が始まった頃(ついこないだ)にはミシンを買い換えるなんて夢にも思ってなかった…


だって。



レザークラフト を始めたときに真っ先に買った我が愛機DSU-145-6。
うまくいった時もいかなかった時も、ずっと自分を支えてきてくれたこのミシン。
自分がこの仕事を辞めるその日まで、絶対に手放さないって思っていました。
できれば置いておきたかったけど、今のアトリエではミシン3台は無理…。
でも全く知らない誰かの手に渡すことだけはできません。

そこで腕ミシンを探していた信頼できる方に相談すると、『受け継がせてもらいます!』と言ってもらったので、晴れて入れ替えと相成りました。



自分が信じている言葉があります。



『口に出せば意識が変わり始め、行動すれば物事が劇的に動きだす』



まさに行動したことによって、素晴らしい出会いがありました。
大変お世話になった幸田ミシンの商会さん、ありがとうございました!
生徒さんともども、どうぞよろしくお願いします。


新しくきた144N、これからよろしくね!
そしてずっと支えてくれた145-6、ありがとうな!次も可愛がってもらえよー!!





【今週の看板娘】

普段から早食い防止用の容器でゴハンをあげているんですが、器用に驚くほどのスピードで食べます。
意味ないやんかー(笑)



【今週の教室風景】




絞りが入った珍しい革で、キンチャクリュックを完成させました!
内装も若草色のストライプで、開けるたびに元気になれそうです♪
復習のために、もう一回同じバッグにチャレンジするそうなので、さらにグレードアップを目指して頑張りましょう!




         〜〜【生徒さん募集のお知らせ】〜〜
2021年2月より通ってくださる平日(昼・夜)の部の生徒さんを若干名募集します。
教室は消毒・換気・マスク着用を徹底し、感染予防に努めて営業しております。
新年より新しいことを始めたい!また、ミシン仕立てのレザークラフトをやってみたい!という方、一緒にレザークラフトをやりませんか?
ご興味がある方はぜひ一度体験教室にお越しください!
お申し込み・お問い合わせは、下記リンクの教室のホームページのお申し込みフォームからお願いいたします。

『ぜんぜんミシン初心者なんですけど大丈夫なんですか?』
とおっしゃられる方が多いですが、ほとんどが初心者の方です。
ぜひ一度体験教室にいらしてください!

体験教室では実際に工業用ミシンを使って、レザーキンチャクを作っていただけます。
小さなキンチャクですが革を縫う・漉く・ヘリ返す・タグを作るなど、ミシン仕立てならではの技術を一通り体験してもらえます。
詳細・お申し込みは下記のリンクからどうぞ。

工業用ミシンを使って本格的な本革バッグを作るレザークラフトを始めてみませんか?
お申し込み・お問い合わせ、パンフレットのご希望は当店へメール(qrinaf@gmail.com)またはお電話(03-6319-0146)にて。
またホームページにも“school”というバナーで詳細をアップしましたのでご覧下さい。

リンクはこちら⇨school

下記材料屋さんにもパンフレットを置いていただいておりますので、ぜひお手に取ってご覧下さい。

レザーメイト さとう さん
三洋商会 さん
角田商店 さん
Kファスナー さん

ご検討のほどよろしくお願いいたします。



LINEで送る
Pocket
[`evernote` not found]

「出会いは劇薬ナリ。」への2件のフィードバック

  1. 腕ミシン、羨ましいです。私は手縫いと平ミシンで頑張るほかありません。50歳代であれば考えるのですが、何か80歳が終焉の様に思えるのです。体調は悪くないのですが、あと10年です。今年は別のこともやろうかなと思っています。2月中旬からバッグの企画展に参加する予定で先日、13点ほどのバッグを渡して来ました。売れる感じはしないのですが、見てもらえればと思っています。作らないと、遠ざかってしまうので、いま長財布を作り始めました。コロナ、早く収まってくれ‼️

    1. あれま、あと10年もあるのに腕ミシン諦めちゃうんですか?
      もったいないなぁ。。。

      相変わらず積極的にイベント参加してますね!
      スゴいです。
      自分は全然作れてないので、ちょっと焦ってます^^;
      ホントに早く落ち着いてほしいですね!

コメントは停止中です。