昔 ☞ 今 ☞…。

先日、ボクが独立した頃にオーダーをくれたお客さんが遊びに来てくれました。
当時作った手帳ケースは未だ現役でがんばってくれているようです。

 

初期のロゴが懐かしい!
あーでもない、こーでもないと試行錯誤して作ったのが思い出されます。

 

このオーダーをいただいたのが、たぶん5年ぐらい前だったはず。
なんのあてもなく独立した自分に注文をくれた、恩人のようなお客様です。
“今も気に入って使ってますよ!”と言って手渡され、だいぶ年季の入ったこのケースを見て感じた懐かしさ、安堵感、そして少しの恥ずかしさ…
あれから5年たった今、自分も環境もいろいろ変わったことはあるけど、こうやって自分の残したアイテムをずっと変わらずに愛用してもらえることは、本当に嬉しい。

それこそ初期の頃のお客様に“まったく魅力を感じなくなった”と言われたこともありました。
面と向かって言われて、すごくすごくショックを受けたのを思い出します。
けれど、変わり続ける自分を信じて行くしかない。
これからもずっと。

“伝統とは、時代と共に変わりつづけた道のりである。”

 

 

そして今日も作り続ける。
今年最後のオーダーバッグ。
喜んでもらえますように。

 

 

 

 

 

オーダーNo,1。

手作り品を販売するサイト、“ハンドメイドマーケットminne”にQrinafとして一部の商品を販売しております。
最初はまったく見向きもされませんでしたが、ちょこちょこminneさんに取り上げてもらえたりして、おかげさまで徐々に販売数も伸びてきました。
本当のことを言うと、お店で直接お話をしたりして、いろんな方と出会いたいのですが…
なんせ“路地裏すぎるお店”ゆえ、なかなか難しい面もありまして。
こうやってネットで見て気に入ってもらえて、ちょこちょこご注文もらえたりすると嬉しかったりします。

たま〜に数万円のサイフにポーンと注文が入ったりして、自分が驚くという(笑)
こんなまったく名も知れない人間が作ってるものにポンッとお金を払ってもらえるなんて、なかなかスゴいことだと思います。
ましてや実物を見ずにです。
そこまでしてもらえるということはよっぽど気に入ってもらえてるはずですから、そこはもう絶対に信頼を裏切らないように、そして気持ちよくお取り引きさせてもらえるように心がけております。

こんなつたないブログやfacebookページでもどこかで見てくれて、“欲しいな”って思ってくださる方に少しでも気軽に買ってもらえるよう、地道に取り組んでいきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

Qrinaf@minnne

 

 

さて

実店舗に来ていただけるお客様限定にはなってしまうんですが、Qrinafの商品をお客様好みにオーダーしていただけるサービスも行っております。
そのサービスで一番多い、一番人気のオーダーがあります。
今回もそちらのご注文。

赤いおサイフ

日本ではどうも“赤いサイフ”というと、いいイメージがないようで。
やっぱり“赤字”という言葉のせいでしょうか?
“赤いサイフはどんどんお金が出てっちゃうよ!”なんていう話もよく聞いたりします。
でもそこは個人の好みでいいと声を大にして言いたい。
そんな迷信を信じる信じないは自由ですが、本当に自分が好きなモノに囲まれて生きる方がよっぽど気持ちよく毎日を過ごせるはず。
だから“赤いおサイフを作って欲しいんですけど…”って言われると“待ってました〜!”って心の中でガッツポーズ決めてる自分がいます(笑)

 

外装の革、内装の革、ファスナーの色、タグの色…
すべてご希望をお聞きして製作します。

 

専用のキンチャクもお付けして。

 

 

先日無事に納品させていただきました。
キンチャクから取り出したそばから“わぁー!ステキ!ステキ!ステキ!”って大喜びしていただいて、この仕事をやっててよかったなって思える瞬間です。

Aさんご注文ありがとうございました!
末永くかわいがってあげてくださいね。

 

 

そして実はAさんの彼氏さんもQrinaf×DWARFのコラボスニーカーを注文してくれてました!
カップルそろってウチのアイテムを愛用してもらえるなんて、本当に嬉しいです。

これからも、もっともっとたくさんの人たちとご縁が繋がるといいな。

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

撮れた!から撮った!へ。

本当にありがたいご縁でした。

ホームページやfacebookなど、写真はすべて自分で撮っています。
写真を撮るのは大好きです。
しかし、腕がないぶんカメラに頼っているので、“おっ!”って思える写真は偶然撮れたもの…としか言いようがない。
これをなんとか“意図して撮った”ものにしたいと思っていたのです。ずーっと。
そんなとき、偶然(はないと思っていますが)facebook上で見つけた、一つの募集記事。

“レザー専門写真撮り講座”

すぐにポチってました(笑)
そして当日、指定された教室へ行ってみると…ボク一人だけ。
なんと他のクラスは満員なのに、自分が応募したクラスだけ自分一人だったのです。
まさかのマンツーマン状態でこれ幸いと思っていた矢先、先生からステキな提案が。

“バンディさんのいつも撮っているところ(お店)でやりませんか?”

もうホントにありがたいし、先生がとても柔軟でステキすぎます。
そして先日、全6回に渡る個人講座が修了いたしました!
その中で撮れた写真がコチラ。

 


なによりスゴいのは“特別な機材はいっさい使ってない”こと。
今まで使っていたカメラと三脚、あとはレフ版替わりにアルミホイル…だけ。
この“越えられなかった壁”を越えられた感動はひとしおでした。
やっぱりプロのスゴさを感じると共に、一応自分も人に教えたりする機会がある身としたら、同じように生徒さんに感動を味わってもらいたいな〜って改めて思いました。

 

今回、ホントにお世話になりました関根先生。
特別なものは使わず、今あるカメラでどうやったらいい写真が撮れるか。
それを難しい用語は使わずに、優しく丁寧に、親身になって教えてくださいます。
というか、見るからに優しそうでしょ?(笑)
とってもいい方で、これを機にお友達になってもらいましたっ。

写真家の中でもそれぞれ得意分野があるようで、関根先生は“物撮り”がメインです。
ボクと同じモノ作りをしている方なんかは“もうちょっと上手に撮れたらな〜”って感じている人が多いのでは?
そんな方のために個人レッスンはもちろん、いろんな講座を開いてらっしゃるので、気になる方はぜひホームページを見てくださいね!

パルーチェ

 

 

〜お知らせ〜

アーティフィシャルフラワー(造花)作家Ayukoさんからステキなステキなクリスマスリースが届きました!
素晴らしいセンスと色使いで一つ一つ手作りされたリースは全部で15個。
すべて一点モノです。
ツリーなどはなかなか飾れないスペースでも、、一つ飾るだけでフワッとクリスマスの雰囲気を盛り上げてくれるのはリースならでは。
もちろん造花ですので、来年も再来年もお使いいただけます。

サイズはLサイズ(27cm)からSSサイズ(16cm)の4種類。
プライスも¥6,000〜¥2,800(税別)と、手作り・一点モノとしてはかなりお求めやすい価格になっています。
お部屋に玄関に、クリスマスを盛り上げてくれるステキな手作りリースはいかがですか?
リースの写真はQrinafのfacebookページをご覧下さい。

 

 

 

 

トッケンなのかどーなのか。

最近作る物と言ったら、小物が中心になってます。
そーやってると、またそのうちにバッグが作りたくなってくるんですよね(笑)

 

ということでまた新しい小物のサンプル作り…

 

サンプルなのに、いい革で作ってしまうのは昔からの悪いクセ(笑)

 

このアイテム用に思いつきでこんなタグを作ってみました。
O崎さん抜き型ありがとうございます!

 

とりあえずカタチにはなった…

 

もうちょっと改良して、いい感じで出せるように。

ポーチ…っていう言い方があんまり好きじゃないんですが、ジャンルで言ったら…
ポーチか(笑)
小物入れとしてはもちろん、デジカメケースやサイフとしてもありかも。

サンプルはいつも通り、とりあえず自分が使います。
完成度が中途半端なだけにこれをトッケンと言っていーものか(笑)
新作、乞うご期待。

 

 

先日の仕入れで、個人作家さんが作ったかわいいオーナメントとクリスマスカードを見つけました。
このオーナメント、よ〜く見るとものすごくよくできたち〜さな“雪だるま”がいっぱい付いていて、実はものすごいクオリティなのです。
お店でめっちゃ使いたいのですが、クリスマスプレゼント用に商品をお買い上げいただいた方にこのオーナメントとカードをお付けしちゃいます!
その分、気が利いたラッピングはできませんが(笑)

彼氏さんや彼女さん。奥さんや旦那さんに。
日頃の感謝の気持ちを伝えると共に、長く使ってもらえるレザーアイテムのプレゼントをぜひ。

 

 

 

ガツンとやられて決めました。

いろんなもの(とは言っても革関係)が見れた休日。

尊敬する業界の先輩の展示会…
その発想力、素材の生かし方には相当刺激を受けました。
そして改めて感じる、日本の職人さんの技術力。
願わくは、もうちょっとしっかり見たかった…
でもお客(バイヤー)ではありませんので。
少しお話をさせていただいて、退却。

たまに
“Qrinafさんは展示会とかやらないんですか〜?”
って聞かれますが、そもそも卸をやっていない(やりたくない)のでやりません。
理由は…
店頭でバンディに聞いてみてください。
軽く30分はしゃべります(笑)

そしてそのようなアツいモノ作りとは対照的…なのか、表裏一体か。
かなり久しぶりにデパートなんかに行ってみたりして。
キライなんです。こういうところのバッグ売り場が(笑)
なんかかわいそうになっちゃうんですよね。
こんなに作って、売れ残ったらどうするんだろ〜…って。

 

ボクが乗ってる姿が、まるでボリジョイサーカスのクマみたいだって言われ続けながら(笑)、本当に気に入って10年乗ってる我が愛車。
ドイツの小さな小さなメーカーのものです。
また10年乗れるようにオーバーホールしてもらいました。

 

人それぞれ考え方はあるでしょうし、ファストファッションを否定はしません。
ただそのものを、“本当に気に入っているかどうか”で、モノの選び方が変わってくると思ってます。
ファスト〜なものでも、本当に気に入っているなら大事にするでしょう。
耐久性はないかもしれませんが。

気に入って、ず〜っと大切に使ってもらえる。
当たり前のようで、なかなか難しい。
でもそんなモノ作りをしていきたいな。
これからもずっと。

 

そんなことばっかり考えてたある休日の最後に、思わぬご褒美が。
美味しいケーキじゃなくて(笑)、いい本との出会い。
グチグチ考えてる心をガツン!とぶん殴ってくれた気がします。
今の自分と、これからの自分に必要なのはこれかなと。

 
これから週一冊のペースで本を読むことを誓います☆

 

 

 

休みましょう。さすれば…。

イベントイベント続きでこの2か月はがんばったので、ちょっと息抜きに行ってきました。

 

紅葉はちょうどピーク。
絵に描いたような秋晴れにも恵まれて、ホントに気持ちヨカッタです。

 

基本的に休みの日は“なにもしない”と決めたらなにもしない。
たまに聞かれたりします。
“自営業って、どうやってお休みをとるんですか?”
って。

独立した頃は“これからは休みが自由に決められるんや!”って、小躍りしたものです。
そしてほどなくしてから気づく“休日=赤字”の方程式。
自営業は自分で作業してなんぼですから、一日休めばその日の収入は“0”。
どころか、仕事をしてなくても固定費はかかっているワケですから実質はマイナスです。
それはやがて、休みを取ることへの“罪悪感”みたいなものへと繋がります。

“今日は休み!”って思ってテレビを2時間観るとします。
すると“この2時間であの作業が終わったかもしれないのにな…なんでたいして面白くもないテレビで2時間も使っちゃったんだろ。”
みたいな感じで。

そう思えるようになってしまうと休めない(しゃーない)

カラダとココロが疲れ果てる(ハワイでカメと泳いでる妄想とかしだす)

仕事のモチベーション上がらない(ヤル気スイッチ探してくれとか言いだす)

ミスをする(ミシンの前で人とは思えぬ奇声を発したりする)

仕事遅れる(ダメな人)

地獄サイクル突入(笑)
ある意味“自営業あるある”だと思いますが。。。

しかしこのサイクル、私バンディは意外な一言で解決することになります。

 

“休息とは、なにもしないことではない。”

 

なんやねんそれって思う方もいるとは思いますが、自営業のコツは“自分取り扱い説明書をどれだけ深く作れるか”だと思っている自分にとっては本当に救われました。

今までは“なにもしない=だらけている”という認識になってしまっていたものが、“なにもしない=カラダとココロを休めてる”という認識に自分説明書が変わった瞬間でした。

すると不思議なもので、なにもしてないとなにかしたくなってくる…

 

先日も、大好きなバンドのライブをダラダラしながら観てました。
するとわき上がるイメージ。。。

実はバンディ、昔からダークヒーローが好きだったりします。
見た目は怖かったり醜かったりするけど、心は誰よりも人間らしい。
そういうギャップが大好きです。

Qrinafは陰と陽で言うとあきらかに“陽”のイメージですが、いつか“陰”のイメージのラインも作りたい…
見た目は怖そうだけど、手にするとな〜んか愛着がわいちゃうような。

そんなイメージをかき立ててくれる音楽と映像にひたる、ある休日の秋の夜長。

 

 

 

内容盛りだくさん。

“こんなの、人集まるんかいな…”

ちょうど一年前の自分は、そんな気持ちでエーラウンドの申込書を書いていました。
やがて感じた、やってしまった感…
想像以上のお客様に来てもらえたのに、なんにも繋げることができませんでした。

そして今年。

ちゃんとショップカードも準備して。

 

自称“路地裏すぎる店”ゆえ、道しるべも用意して。

 

今年も三日間、参加させてもらいました。

 

一応、このイベントのために用意したものもありまして。

帆布とレザーのコンビトート【Shirley】の新色です。
先日参加させてもらった岩手県のイベントが初お披露目だったのですが、ありがたいことに初回製作分が完売いたしまして。。。
このエーラウンドに向けて、急遽追加製産しました。
右側のネイビーが人気で、これも残り一点となりました。

 

そしてそして!
少し前に計画中であることをお知らせしたところたくさんの反響をいただきました、カスタムスニーカーDWARFとQrinafのコラボスニーカーも初お披露目!
迷彩柄がカッコいい国産の牛革と国産ピッグスエードの組み合わせ。
デニムとの相性は抜群です!
シンプルで、モノトーンな装いになりがちな冬のファッションに、ピリッとスパイスの効いたスニーカーをぜひ☆
迷彩の中に“隠れキャラ”もいますのでお楽しみに♪
※こちらの商品はサイズオーダー形式です。

 

実はこんな納品もありました。

当店で取り扱いさせてもらっているジュエリーブランド“Vijing”。
このVijing主催の“結婚指輪を自分たちで作るワークショップ”に参加されて、お二人が実際に自分たちで製作した指輪がこの度納品となりました!
やはり自分たちで作ったとなると感動もひとしおのようで…とてもとても喜んでいただけました。
Tさん夫妻、末永くお幸せに。

 

そして新たに仲間入りした新ブランドもご紹介。

職人仲間、遠谷俊次くんによるオーダーレザーウェアブランド“TOYA”。
彼の手から生み出されるウェアは、革の特性を生かしつつ、かつ大胆に。

 

彼が直接行うサイジング、ドレーピング(立体造形)により、お客様一人一人に極上の着心地のレザーウェアを生み出します。

 

このように、Qrinaf的には内容盛りだくさんで開催された“浅草エーラウンド2015”。
今年もまた予想以上のお客様にご来店いただきました。
初めてご来店いただいたお客様、楽しんでもらえましたか?
何度も来ていただいている常連さん、そして大切な友達、進化を感じてもらえましたか?

 

これからもお客様の“わぁステキ!”を生み出せるアイテムをお届けできるよう、やってまいります。ボチボチと(笑)

 

またのご来店、お待ちしております。

 

 

 

 

まさに弾丸。

だいぶお久しぶりのブログになってしまいました…
先ほど、業界の大先輩が言われていたことが、心に染みるほどナットク。

“光陰、瞬間移動の如し”

 

わたくしバンディも先日39歳の誕生日を迎えることができました。
39歳と言えば立派なオトナ。
子供の頃に想い描いていた39歳というと、もっともっとしっかりしたオトナだと思っていました。
が、実は“オトナ”なんてものは子供の想像の産物だと思えるほどのテキトーさ(笑)
“これでいいのだ!”と思える日と、“これでいいのか?”と思える日が未だ繰り返す毎日です。

それでも、一つだけ確信しているコト。それは

“今が一番いい。”

お世辞でもカッコ付けでもなく、心からそう思えます。
と、いうことは、過去の何かが一つでも欠けたら今はないわけですから、過去はすべてヨシ。
こうやってこれからも、前を向いて歩いてゆければ…
そしてまた、良い40代を迎えられたらと思います。

 

 

先日、本当に久しぶりに“クラフトイベント”に出店してきました。

夜中に商品や什器をレンタカーにツメツメして、一路向かうは岩手県花巻市。
年に二回行われている“土澤アートクラフトフェア”に参加してきました。

 

行き道で二回ほど寝落ちするも、約7時間半かけて無事に到着。

 

 

二日間とも雨が降ったり止んだりのあいにくのお天気でしたが、想像を上回るお客さんの数!
それでも天気が良かった前回は倍の人手があったと聞いてさらにビックリ。
このイベントがたくさんの方に支持されているなによりの証です。

ほぼイベント初心者の自分にみさなん本当によくしてくださいました。
雨で濡れてしまった商品のためにタオルを貸してくださったトンボ玉のご夫婦。
雨よけを貸してくれたり、何度も声をかけてくれたcharbouzさん。
あったかいコーヒーをくれたパン屋のおばあちゃん。

そしてお客さんもステキでした。

想定外の寒さに震えていたら、“使ってください!”とホッカイロをくれた女性。
自分が浅草から来たことを告げると、“このイベントのためにわざわざ来てくれてありがとう”と頭を下げてくれるおばあちゃん。
ご自分でこだわりのサイフを他でオーダーしているにも関わらず、“お兄さんと話が出来てよかった!”とウチのサイフを買ってくれた男性。
“他も見たけど、やっぱりこのトートバッグが一番いい!”とわざわざ戻って来てくれた女性。
“さっき迷ってたポーチより値段が10倍するけど、これにする!”と銀行にお金を下ろしに行ってくれた女性。
値引き交渉を丁重にお断りしたのに、“やっぱり忘れられんからもらうよ。”と戻って来てくれたおじいちゃん。

こうやって、思い出しながら書いているだけで泣けてきそうです(笑)

 

そしてその日のうちに戻るべく、花巻の名所・名物を何一つ堪能することなく出発。

間もなく東京に着くラスト一時間は、ひたすら自分との戦い。。。
とてつもない爆音で流されるハードなロックに、10万キロを走っていたこのレンタカーもさぞビックリしたことでしょう(笑)

 

子供の頃は田舎なんてなんにもないって思ってたけど、早朝に見た田畑の景色は、思わずクルマを停めて見入ってしまうほどに美しく、ひとたび人と関われば、それは小さな暖炉のような温かさを心が感じたりする。

東北は都会の人間が忘れたなにかを、すべて持っていた気がします。
待っててくれる人のために、そして自分のために。

また行きたいと思います。

 

 

 

 

 

モノ作りで笑顔作り。

とにかくよく降りますね。

台風や農作物、そして大切な人の体調。
いろいろ心配になってしまいます。

四季で一番好きな秋がすぐそこまで来てるとはいえ、もぅいいかげんいいじゃないの?なんて思っちゃいます。

早く気持ちのいい秋晴れに恵まれますように。。。

 

 

この夏はお盆明けから講習ラッシュでした。

 

自店でのレザーワークショップも、今までで一番ご予約をいただきました。

“自分で作って自分で使える”
当たり前のようですが、みなさんにとってはこれが新鮮で、出来上がったアイテムをとてもとても愛おしそうに見る目…
それがこちらにとってはとても新鮮で、シアワセな気持ちにさせてもらえます。

こういう瞬間を生み出せる。
作り手として店を構える醍醐味ですね。
本当にありがたいことです。

レザークラフトにご興味ある方はぜひコチラまで
http://qrinaf.com/workshop

ご来店される方はほとんどレザークラフト未経験の方ばかりですので、ご安心を。
ワークショップの最後にささやかではありますが、浅草のお楽しみをご用意してお待ちしておりますヨ。

 

 

そして今年も講師をさせていただきました、レザーメイト さとう主催“レザークラフト夏期講習”。

ちょっと見た目が複雑そうなので、まぁ3人ぐらいでも集まってもらえたらな〜
なんて想像してました。勝手に。
ところがフタを開ければ追加の追加が入って、総勢15名ものお申し込みが!

まったくの予想外で、お盆明けからつい先日まで、この準備とキット製作に追われに追われバタバタになっていたのは、今だから言えるお話です(笑)

 

 

この講習で学んだ技術や知識が、少しでもお役に立てますように。

出来上がったばかりのトートバッグに荷物をい〜っぱいに詰めて、笑顔で帰られて行く受講者さんの後ろ姿を、そんな気持ちで見送らせてもらいました。

ちょっと前は、自分が教える立場になるなんて想像もしてなかったけど、こうやってレザークラフトを通じてだれかの笑顔を作れるようになれて、自分は本当に幸せモンやと思います。
これからも、たくさんのご縁があるといいナ。。。

 
来年も無事に開催できますように。

 

 

 

 

 

拝啓。

あれだけ楽しみにしていたお盆休みもあっという間に終わり、またいつもの日々に戻りました。

いつも盆正は必ず帰省するバンディですが、今年はちょっと変更。
ご存知の通り4月からショップをオープンさせたため、遠くへ行く機会がめっきり減ってしまいました。(今までどんだけ自由だったんだよ(笑))
ですので帰省がてらちょっと足をのばして、大阪・京都・奈良へ行ってきました。

 

ずっと行きたいと思ってたところに行けて…

 

会いたい人に会えて。
とても幸せ。

 

そして今回の旅の一番の目的地。

見る人が見ればすぐにわかる、奈良の某地。
この先は写真撮影一切禁止。

 

4〜5年前
偶然テレビで見かけて知ったこの地。
そのときは“最強パワースポット”として紹介されていました。

そのたぐいのものはまったく興味ないのですが、何年たってもナゼか忘れられない…

それでは、と、思い切って行ってみました。

 

このしめ縄の入り口から、往復約3時間の山登り。
距離はそれほどでもないんですが、なんせ勾配がキツい。
あっという間にTシャツがベタベタ。

それでも登りきった山頂で見たものは…
なんとも不思議で、神秘的な光景(他言してはいけないそうです)と、どこかで聴いた覚えのある唱えのお言葉。

聴いたことがある…
間違いなく聴いたことがある…
でも…どこで??

一生懸命思い出そうとしますが、なぜか一段と大きく聞こえるセミの声がジャマをする。

それでもふと、思い出しました。

 

昔、死んだじぃちゃんが神棚に向かって唱えてた言葉だ。。。

 

その後、実家に戻り、あわててばぁちゃんちに向かいました。
そこでこの出来事をおじさんに伝えると

“あぁ、あそこはじぃちゃんが元気なとき、毎年行ってたからなぁ。”

 

驚きました。
そんなこと、まったく知らずに行きました。
なにも知らずに自分は
元気だった頃じぃちゃんが登ったであろう同じ道を、自分も歩いていたのです。

それを知って、同じ道を歩けた喜びと、同じ道だったことを知らなかった悔しさが同時に心に湧いてきました。

この出来事に意味があるのか?ないのか?
そんなこと関係ない。

約25年の時を経て
じぃちゃんとこんなカタチで繋がれた喜びは
単なる“夏の思い出”として心に閉まっておくには惜しいほど
大きな大きななにかを残してくれた気がします。

 

拝啓 じぃちゃん

いつも見てくれてるから知ってると思うケド(笑)
孫はたくさんの大好きな人々に囲まれて元気にやってます。

これからもたくさん、誰かの笑顔を作れるように
自分にできることをやっていくから

ずっと見ててネ。

 

 

そしてそして

みんな笑顔になってくれたらいいナ…の思いで
一つのアイデアが生まれました。

大切な仲間と一緒に、実れば良いなぁ。