春モノ(用の材料)いろいろ。

晩冬…
残寒…
梅花…
早春…

の候。
これすべて、2月の時候の挨拶だそう。
要は
『や〜っと寒いの終わりかけや!!(晩冬)まだち〜と寒いけど(残寒)、梅も咲いてきたで!(梅花)ホンマの春まであともうちょいや!!(早春)』
ってことでしょうか(笑)

そういやちょこちょこと『春モノ』作ろうかと思いまして。
ってか遅いんですが(笑)

思い浮かんで作ったのがこんなのでした。

 

ド冬モノっぽい(笑)

せっかくスペインから苦労して持って帰って来たゴブラン織りの生地。
内装だけじゃもったいない!って思い、作ったのですが…。
実物を見せた数人は、『ほほ〜ぅ』と“え?これ春夏っすか?”というわかりやす〜いリアクションをいただきましたっ(笑)

いーんです!
今売れなくても置いておくから!

あ、でもこんなのも作ってみました。

 

バッグチャームです。
シンプルなバッグにちょこんとつけてもらえれば。
こちらは鋭意製作中でありマス☆

 

さて

 

少しずつ作り始めた春モノですが、まだまだこれからが本番。
い〜い感じの春モノ革を仕入れしてきましたのでご紹介!

まずはこちらのシープ(ヒツジ革)。イタリア製。
淡いエメラルドグリーンとパープルがとってもキュートな雰囲気!
ズバリお財布向けかと。
表面にクリア加工もされていて、長くこの色目をキープしてくれそうです。

 

続いてはこちらのゴート(ヤギ革)。イタリア製。
なんだか今年はエメラルドグリーンな気分なんでしょうか??
またまたこの革もエメラルドグリーンとライトグレーをチョイス。
表面にしっかり刻まれたシボに、ランダムに描かれた柔らかなラインがいい感じ♪
去年はクロコ型押しで作ったクラッチバッグを、今年はこれで作ってみようかなと思っています。

 

こちらはキット(子ヤギ革)。イタリア製。
強ずぎないブルーにほんのりとメタリックがかかっているベースの革に、黒のペイントマダラ模様がとってもクール!
ファスナーや内装も黒でまとめたら、ユニセックスのカッコいいお財布になる予感。。。

 

最後はパンチのあるこの二枚!
キップ(中牛革)。日本製。
今年も『世界に一枚のみ』革が入荷しました!
二枚とも職人さんの手染めで作られた革です。
染めのムラ感とダイナミックな動き、そして何と言ってもこの色がたまらない一枚。
Tシャツに似合うようなシンプルなトートバッグなんていかがでしょう?
ピンク好き、ブルー好きの方にぜひ!

 

今年の春のイベント出店は4月28・29・30日にビッグサイトで行われるミンネのイベント(出店決定)と、5月3・4日に行われる岩手県土沢アートクラフトフェア(申し込み中)です!
今回ご紹介した革で『これ作ってきて!』みたいなリクエストもお待ちしておりますので、よかったらメッセージ下さいませ♪

 

 

【今週の看板娘】

扉の向こうからチラリ…。
何気に前足がモジャモジャでカワイイ(笑)

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
☆Bandy’sレザークラフト教室☆
☆生徒募集中!☆

『ぜんぜん初心者なんですけど大丈夫なんですか?』
とおっしゃられる方が多いですが、ほとんどが初心者の方です。
ぜひ一度見学または体験教室にいらしてください!
【土曜日にまだ余裕があります】
平日お勤めの方、この秋から新しいことを始めてみませんか?
お申し込み・お問い合わせ、パンフレットのご希望は当店まで。
メール(qrinaf@gmail.com)またはお電話(03-6319-0146)にて。
またホームページにも“school”というバナーで詳細をアップしましたのでご覧下さい。
下記材料屋さんにパンフレットを置いていただいておりますので、ぜひお手に取ってご覧下さい。

レザーメイト さとう さん
三洋商会 さん
角田商店 さん
Kファスナー さん

ご検討のほどよろしくお願いいたします。

 

 

 

ブルックリンってええな。

今週あった珍しい出来事を2点ほど。

まず水曜日の教室の日。
いつも通り生徒さんとあーでもないこーでもないとやっていると、外からチラッとこちらを覗き込む一人の外人さんが。
自分も『なんだろ??』と思っているとその外人さん、おもむろに振り返って一生懸命手招きをし始めたのです。
すると、ゾロゾロゾロ〜と10数人の外人さん御一行が店の前に!
そして一斉にパシャパシャと店の撮影タイムの始まり始まり(笑)
まさかまさか…と思っているうちに、『ハロ〜!』とかなんとか言いながらズラ〜っとみんな入って来るではありませんか!
たった数坪の店内に欧米人10数人…対、ガッチガチの日本人2名(笑)

どうやらフランス人のようで、会話も何を言っているのかさっぱり訳わからず。。。
でもこのシチュエーションが面白すぎて逆に店内の写真を撮りたかったけど、なんて言っていいのかわからず(笑)
なんのコミュニケーションも成立せぬまま、嵐のように去っていきました。
生徒さんと自分は突然の出来事にただボーゼンとするばかり。

外国じゃ言葉なんて通じなくても結構イケイケな自分が、ガッツリホームグラウンドなのに何も傷跡を残せなかったことに愕然としすぎて逆に笑えました(笑)

 

そして木曜日。

台東区がいよいよ本腰を入れ始めたのか、モノづくりを生業とするお店や工房のプロモーションを大手広告代理店に委託したようで、その撮影と取材に来ていただきました。
自分も住んでて思うんですが、ホント台東区ってい〜い感じに盛り上がって来ていると思います。
浅草寺をはじめとする観光地としてはガッツリ認識されていますが、それ以外は地味〜な下町であることは否めません。
でもそれは過去の話。
現在はいろんなクリエイティブな人が集まり、いろんなイベントを立ち上げては盛り上がっていく様子が『東京のブルックリン』と言われるほど。
なんか数年後にはブレイクしそうな予感。。。
それまでがんばって続けなきゃ(笑)

取材してくれた代理店の方がウチのことをとっても気に入ってくれて、あれにも載せよう、これにも紹介しようと嬉しいお誘い!

裏浅草の路地裏すぎるこの場所に来て早5年。
相変わらずフリーのお客さんはほとんど来ないけど、こうやって少しずつ繋がるご縁でなんとかやらせていただいてます。
これからもどうぞよろしくお願いします。

 

【今週の看板娘】

黒ヒツジのドヤ顔(笑)

 

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とりあえず体験。

今年は本当に異常な寒さですね〜。
東京はまた来週も雪が降る可能性があるとかないとか。

先日たまたま行った金物屋さんで、どこも売り切れている『雪かきシャベル』を発見☆
おぉ!っと思い手に取りましたが、『もう今年は使う機会ないよなぁ〜…』と思いつつ、スッと売り場に戻す自分。
で、またドカ雪が降って『買っときゃよかったぁ〜!』って後悔する悪循環(笑)
普段から雪に慣れていない東京は、一度降るとなかなか大変です。

そんな中、いつもの散歩道を歩いているとプゥ〜ンと甘酸っぱい香りが。

 

梅がもう五分咲きほどになっていました!
なんか例年より早い気が…。
寒いのかそうじゃないのかよくわかりませんね〜。
でも自分はこの梅の香りが大好きなので、いつもこの梅エリアでしばらく足を止めてしまいます。
お嬢は先に進みたくてウッズウズしてますけど(笑)
桜の開花はまだもうちょっと先。
春が待ち遠しい、今日この頃です。

 

 

さて

 

先日、ホームページから体験教室のお申し込みをいただき、受講しに来てくださいました。

ミシンコースなので、Qrinafでも定番アイテムのレザーキンチャクを作ります。
革はうちの在庫の中から自由に選んでもらえるので、自分で選んだ革の組み合わせで作ってもらえる楽しみを味わってほしいです。
でもこの組み合わせを考える時間が一番長かったりしますが(笑)

 

組み合わせが決まったら、早速ミシンの練習をスタート!
難しい縫い方はやりませんが、真っ直ぐに縫う練習や一目一目でちゃんと止まる練習を繰り返しやっていただきます。

ある程度操作に慣れて来たらいよいよ本番へ。

 

トータル約3時間でレザーキンチャク完成!
革の組み合わせや右下のタグもオリジナルで作れるので、出来上がったキンチャクはすでに愛着湧きまくりのご様子(笑)

ミシンや革漉きなど初めてづくしでお疲れかな?と思いお声がけすると、『楽しすぎて全然疲れてません!』と嬉しいお言葉。
そのまま教室の入会申し込みもいただきました♪
これからもたくさん作っていきましょうね!

 

体験教室はミシンがまったく初めての方でも気軽に参加していただけます。
革用ミシンを使ってみたい!
革のキンチャクを作ってみたい!
などなど、どんな動機でも構いません。
お気軽に相談してくださいね♪

 

 

【今週の看板娘】

イヌに慣らすのがちょっと遅かったようです(笑)

 

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トライ&エラーからの今。

いよいよきました。
数年に一度の『ドカ雪』が。

ウチの前もあっという間に

 

このありさま。。。

しかし今まで雪に慣れてなかった都民ですが、これを放っておくと日に日に天然スケートリンクと化すことがわかってきたので。

 

次の朝、ソッコーで雪かき!!
ウチの前の道は民家がウチしかないので、全て一人で!!
頑張りましたぁ〜
近所のみなさんも朝からやっていたので、昔に比べたら危険箇所はぜんぜんなくて一安心。
心地よい達成感で大雪を乗り越えた今週。
最低気温がマイナス4℃とか朝の散歩中に笑えてくる寒さですが、もぅそのうちに桜の開花宣言やろ!と勝手に言い聞かせ、耐え忍ぶ毎日デス(笑)

 

 

さて

 

先日完成しました限定のトートバッグ【Holly】のアンティークポスターモデル。

写真でもなかなかのインパクトですが、やはり実際に見て欲しい。。。
何人か見にきてもらえましたが、『実物の方がぜんぜんいいね!』と口を揃えておっしゃいます。
もっともっと写真の腕を磨かなければ。

そしてお買い上げいただいたお客さんからこんなリクエストが。

『キャリーバッグから落ちないようにして欲しい』

とのことで、こんなカスタムをしてみました!

 

アームに固定できるベルトをつけました。
本体はアンティークな雰囲気ですが、ベルトはあえて真っさらなヌメ革と真鍮製のバックルで製作。
このベルトだけはご自身で味を出していって欲しい、と言う思いを込めて。
仕事にプライベートに、たくさん連れ出してもらえますように!
ありがとうございました!

 

そしてQrinafでは気に入ってもらえたバッグをなるべく長く使ってもらえるよう、こんな工夫をしております。

 

まずは持ち手。
革から繊維が伸びない方向で切り出すのは当然ですが、さらに補強テープを。
持ち手が伸びてしまわないようにしています。

 

バッグの底。
地べたなどに置くと底にキズが付きやすいものですが、革に触れないよう底鋲を打ちます。
またその底鋲も取れたりしやすいパーツですので、『抜け留め』を作って挟んでいます。

 

そしてポケットの裏側。
使っていくうちにポケットの付け根の生地が裂けやすいので、裏に革を貼って補強しています。
また口元のマグネットの金具部分が外側の革に響かないよう、これも革でカバーをします。

 

これらは全てのバッグに施しています。
ですが、完璧ではありません。
お客さんの使用頻度などによっては劣化して破れることももちろんあります。
その時ももちろんご相談ください。
当店のバッグであれば全て修理しますので、お気軽に連絡してください!
またそれをフィードバックして、今後のバッグ作りに生かしていきたいと思います。
よろしくお願いします。

 

 

【今週の看板娘】

雪初体験!
触れるようになるまでに3時間ぐらいかかりました(笑)

 

〜お知らせ〜
2月4日(日)は臨時休業させていただきます。

 

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先週からの流れで。

先週のブログで、『あれば便利なのはわかっていて…やっと作った。』というものが“ミシン針ケース”でしたっていうお話を書きましたが、今週またもう一つ同じようなことがありまして。

今度のものはボロッボロのまま、10年来使い続けたもの。
“ヘルメット”でした。
普段の移動にバイクを使うことが多い(都内の移動手段はバイクか自転車が最速)ので、かなりくたびれてきているのは重々気づいておりました。
しかし。
バイクに乗られる方は知っていると思いますが、バイクのヘルメットって実はなかなかのお値段がします。
ちなみに。
頭部全体を包み込むいわゆる『フルフェイス』と呼ばれるタイプ(銀行強盗がよく被ってるヤツ(笑))で国産だと5〜6万円ぐらいするのです。

実はワタクシ、12年ほど前に雨の中都内をバイクで移動中、結構なスピードで転倒し地面に頭を強打したことがあります。
幸いちゃんとヘルメットを被っていたし、気づいた周りの方に助けてもらいことなきを得ましたが、あの時の衝撃は今も思い出せるほど凄まじいものでした。(打撲で左足一本丸々紫色になりましたが(笑))
その経験からヘルメットはいいものを買うようになったのです。

そして今回、数えて三代目になるヘルメットはこれにしました!

 

安定の国産メーカー『SHOEI』のジェットヘル♪
前回のがかなりトンがったデザインのイタリア製だったので、今度は真逆のクラシックタイプにしてみました。
かなりシンプルなので、やっぱり何かカスタムしたくなるのは作り手のサガか…。
コイツを相棒に、またアッチヘコッチへと都内を走り回りたいと思いマス★

 

 

さて
先週書ききれなかった教室でのデザインのお話をば。

例えば、レザークラフトをやっている方(プロアマ問わず)で、『デザインの参考にしたものは一切ありません。これは100%自分で考えたデザインです。』と、言い切れる作品がいくつあるでしょうか?

たとえ意図や悪意がなかったとしても『なんとなく似てしまった』なんてのはよくある話。

さらに。
イタリアのとあるOEMメーカーが作ったバッグをスーパーブランドが導入し、タグだけ付けて新作だと発表。
その3年後に別の中級ブランドが全く同じバッグを導入し、10分の1の値段で売ってた…。
な〜んてパターンもあったりします。

つまり、先週のブログでも散々言いましたが、全くのオリジナルデザインを生み出すということは相当に難しいことです。

たまに聞くのが
『デザインがパクられるようになったら一人前だ!』
とかいうセリフ。
これは自分の経験上、デザインをパクられたことがない、もしくはその人自身がよくパクってる(笑)人が言ってる気がします。
ウチもなんとかオリジナルデザインをちょっとずつ生み出して、なんとかここまでやってこれました。
しかし過去に一度、デザインを丸パクリされたことがあります。
ウチが製品としてリリースした2年後ぐらいに、たまたま手に取った雑誌にそのカードケースが載っていたのです!
デザインはもちろん、中身の構造まで全く一緒。
あれれれれ??と思いながら読み進めていくと、なんと某個人作家が新作と銘打って、自分が作ったカードケースと全く同じものを発表していたのです。

目を疑う、というのはまさにこのことでした。

でももしかしたらその作家の方が先にデザインしていたかもしれない。
もしくはたまたま同じデザインが生まれてしまっただけかもしれない。
正直真相はわかりませんが、この時ばかりは悔しくて悔しくて。
本当に悔しい思いをしたものです。

そんな思いをした自分が『パクられたら一人前だ!』なんて他の作家に言えるでしょうか?
心の中では号泣してて、みっともないだけな気がします(笑)

 

この内容についてはもっともっと書きたいことがありますが、さすがに3週にわたると暑苦しいだけなので(笑)
教室内でのデザインについての取り扱いはと言いますと、皆さん最初に課題バッグとして3つのバッグを作っていただきます。

 

 

 

この3つのバッグにおいては『キット』として、こちらで裁断したパーツと付属品を全てセットしてお買上げしてもらっています。
その際に『権利ごとお渡ししますので』と声をかけると、生徒さんは一様に『??』な顔をします。
要はまずこのキットを元に型紙を取ってもらって、その型紙は今後皆さんが自由に作ったり、アレンジしたり、売ったりしてもいいですよ〜ってことです。
『なんだ、そんなことなんですね〜』ってリアクションの方もいますが…まぁ最初はしょうがないか。
そんなデザインの権利がどーのこーのなんて普段考えないですもんね。
でもウチの教室をきっかけに、そういうこともちょこっと意識してレザークラフトを楽しんでもらえたらなって思います。
新しい何かを生み出すことは本当に大変ですが、生み出せた時の喜びはなんとも言えないほどの充実感がありますからね!

そしてもし、生徒さんの中で『デザインをパクられちゃいました〜』なんてことになったら。
『また次の新しいものを生み出して、本当の一人前を目指そうぜ!』
な〜んて言ったら…暑苦しいだけですかね?(笑)

 

 

【今週の看板娘】

お友達が遊びに来てくれて嬉しかったネ♪

 

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デザイン考察。

あれば便利なのはわかっているのに、ついつい後回しになった挙句に忘れ、また同じタイミングで思い出す…。
そういうものって誰でもありますよね?

ボクの場合は『ミシン針ケース』でした。

自分がレザーアイテムを作るとき、ミシンの針をよく変えます。
工業用ミシンをお使いの方はご存知だと思いますが、針のメーカーは2種類、さらに太さ、形状などいろんなバリエーションがあります。
要は『何をどんなステッチで縫いたいか』によってセレクトしますが、ウチの場合ステッチのスタイルは決まっているので、あとはそのステッチをどんな革の種類、厚みでも安定して出せるか。
そこがポイントになってきます。

そのために選ぶのは最低でも『メーカー』と『太さ』。
それだけで自分の場合は6種類あるので、それがすぐにパッと手に取れるようにしたいなぁ〜って、ズ〜〜〜〜〜っと思ったまま放置プレイ(笑)
で、先日ちょっと手が空いたタイミングで『そうや!』と思いついて、やっっっと作りました。

 

ビックリするほど大したものではない(笑)
でもこれでビックリするほど針を探す煩わしさから解放!
『なんでもっと早く作らなかったんだろう…』って一万回ぐらい思いました(笑)

ミシンをやってる方は早く作ったほうがいいですよ〜(←エラソーに(笑))

 

 

さて

今日はちょこっと教室のお話。
バッグやお財布を作る上で、大切でもあり、ちょっとデリケートなこと。
それは『デザイン』に関してです。

世の中には本当にたくさんのモノが存在します。
そしてそのほとんどにおいてデザインという作業がされています。
でも『わぁ〜!これスゴいデザインだな!』って普段生きている中で感じることって…どれぐらいありますか?
実はほとんど意識されていないのが現実だと思います。
しかし必ずと言っていいほど、そのモノは誰かによってデザインされたものであることに間違いはありません。
アイデアやカタチのデザインが頭の中に浮かんでこそ、それを可視化することによって現実として誰かに見てもらったり、手に取ってもらうことが初めてできるわけです。

最初に書いたように世の中にはたくさんのモノが存在し、この革業界の中にもバッグや財布のデザインが無数にあります。
ボク自身の実感としては『全く新しいデザイン』を生み出すことは相当に困難なことであると思っています。
ある意味、自分のようにクリエイトしたものをモノづくりで表現していくことを生業としている人間にとって、この『0から1を生み出す(デザインの一番初期段階)』ことがどれだけできるか、がとっても重要であることは断言できます。

ある程度モノづくり、ひいてはボクと同じような革の仕事でやっている方にはわかってもらえると思いますが、この『0から1を生み出す』という作業がどれだけ大変なことか。
きっと全ての人ができることではありません。
だから『デザイナー』という職業が存在するのだろうと思います。

 

ボクの幼なじみに東京でグラフィックデザイナーをやっている男がいます。
彼は名だたるアーティストを顧客にもち、まさに第一線で活躍するデザイナーです。
そんな彼に自分は幼なじみであることをいいことに『ウチのロゴをデザインして〜』なんて気軽に言うと『おーええよ!』と二つ返事で快諾してくれました。
そして当日、彼の事務所に行き、自分なりのイメージを伝えたり、彼のアイデアを聞いたりしながら作業を進めていくと、自分の中で『あららら??』と沸き起こる、なんていうか…やってもーた感。
彼はベースになるフォントを一文字一文字デザインし直し、さらには並べた文字と文字の間隔、その字間一つにもなんと『0.1mm』単位でバランスを見始めたのです。
カチッカチッと間隔を延ばしたり縮めたり。
『これでよし』と思っても、10分ほど置いてからさらにチェック、そして修正。
これを延々と続けるのです。

『アカン。これはえらいこと簡単に頼んでもーた…。』

作業を進めるほどに申し訳なさが膨らむ。
『よっしゃ、これでええんちゃう?』と言いながら、彼が見せてくれたのがこのロゴでした。

 

もう感動して、『めっちゃええやーーーーん!!』って叫んだのを覚えています。
今では当たり前のように使っているこのロゴですが、実はこんな一流のプロに作ってもらった裏話があったのです。
そして『デザインする』ということのスゴさ、大変さを心の底から実感したのはこの時が初めてだった気がします。
このロゴはボクがこの仕事を続ける限り、大切に大切に使わせてもらいます。

ちなみに。
よく『なんでタツノオトシゴなんですか〜?』って聞かれます。
これは単純にボクが『辰年』生まれであることと、タツノオトシゴが『安産のお守り』であることから、たくさんいいアイテムが生み出せるように…という思いを込めて。
そして『i』だけが赤なのは、『i =私(私だけの)』と『i =愛(愛着)』という2つがスローガンにかかっているから。
ということからです。

 

なんか本来書こうと思っていたこと(教室内でのデザインの話)が全然書けていない…来週に続く(笑)

 

【今週の看板娘】

五右衛門に似てきた(笑)

 

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もう2018年ですよ。

先週、
『今年最後のブログです』
なんて書いてたのが懐かしくなるぐらい、あっという間に新年です(笑)

改めまして。
新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

先日、廃人製造機(コタツ)にやられっぱなしのお正月休みから帰って来まして、お嬢の散歩始めをしてますと、雷門のあたりで何やらヒソヒソと聞こえてきたこんな一言。

『あんなおっきい犬、見たことないねぇ〜」

めずらしくレオンベルガーでもいるのかと思い浅草寺に向かって歩いていくと…

 

これのことかい!(笑)

おとーさんソックリやんかと思ったら…ちゃんと下の方に携帯会社のマークが。
いや〜面白い。
こういうありそうでなかった、意外やけど当然、みたいなアイデアを今年もいろいろと発想できたらな〜って新年早々刺激もらいました。おとーさんから(笑)

 

今年はどんな年にしたいですか?

ってな質問に迷わず答えることができたら、なんかカッコええ気がします。
自分は『未来につながる一年にする』でしょうか。
というのも、どの占いを見ても“ガマンの年”とか“勉強の一年”みたいな耐える的なことばっかり書いてあって…
っていうのは冗談半分で(笑)

でもなんとな〜く自分でもそんな一年になりそうな予感アリアリなのです。
いろいろと新しいことも考えていますが、まずは去年から始めたことの地盤をしっかり固めること。
そんな気持ちが一番根本にある気がするのです。
決して人と比べることなく、目標と今の自分の間にあるものだけを意識して自分らしく進んでいけたら。
またこの一年後、『ええ年やった!』って振り返れるように。
ボチボチやっていきたいと思います。
そしてまたステキなご縁に巡り会えますように。
2018年もQrinafをよろしくお願いいたします。

 

【今年初の看板娘】

気に入ったのでまたヒツジにしてみました!
戌年なのにねぇ(笑)

 

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2017年の終わりに。

いつもの散歩道。
身を切るような寒さの朝、寒椿がキレ〜に咲いております。
最近のスマホはホントにキレ〜に撮れます(笑)

 

そして浅草寺。
すっかりお正月モード。
仲良くさせてもらってるお店の方に聞いたら、元旦と2日はこの仲見世がギッシリ人で埋め尽くされるそうです。。。
考えただけでゾッとする^^;

浅草に住んで5年目になりますが、よく考えたら浅草寺に初詣は来たことがないのでどんなに人が多いのか知らないんですよね。
ワタクシ『伊勢っ子』ですので、初詣は伊勢神宮じゃないと年が開けた気がしないもので…。
大晦日が楽しみデス♪

 

 

さて

 

今年もいよいよあとわずか。
そんな中、お店に一本の電話が。
聞くと以前ミンネでウチの【Alfred】お買い上げいただいたそうで、掛が悪くなったホックを直して欲しいという内容でした。
もちろん快諾し、程なくして届いた財布を見てビックリ。

明らかにこのお客様の“色”に変化し、ツヤツヤになったその表情は、感動すら覚えるほどの美しさ。
自分の手元から嫁いで行ったこの子はたくさんの愛情を注いでもらい、立派に成長しておりました。
そして財布に添えられた一枚のメッセージが。

『新しく財布を購入することをためらってしまう程、愛着をもって使用しておりました。』

身体中の力が抜け、思わず目頭が熱くなってしまう程、とてもとても嬉しい一言が添えられていました。
『この仕事、やっててよかった〜』って思える出来事で今年一年を締めくくれて、本当に良かったです。
また来年も愛着をもって末長く愛用してもらえるアイテムを生み出せるよう頑張りたいと思います!

 

そして去年もやりましたが、バンディ的今年の漢字は…『変』

教室が始まったり、アトリエの改装をしたり、厄年に突入して体調が変化したり…
いろんなもの、ことが変化した一年でしたっ。
実は来年にも大きな変化はあるのですが…。
それでも無事に一年が終わり、また新しい一年の始まりを穏やかに迎えられたらと思います。

2017年
大切な友達や仲間
ご縁あって出会った方々
仕事で関わった方々
そして拙い文章のこのブログを読んでくださった皆さん

本当に有難うございました。

また来年も自分らしくやっていけたらと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
良いお年をお迎えください。

Qrinaf 代表 バンディこと須川豊澄

 

【今年最後の看板娘】

来年もまたたくさん遊んでください♪

 

 

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ご検討のほどよろしくお願いいたします。

 

 

 

自分マークを付けろ。

毎週日曜日の夜に更新してきたこのブログも、2017年はあと2回を残すのみとなりました。
本当に一年ってあっという間ですね。

年末といえば忘年会。
先月末から立て続けにあった忘年会も、先日いよいよフィニッシュを迎えました。
実はワタクシ、見た目ワイルドで巨漢であるにも関わらず、お酒が一滴も飲めません。
その昔、一番最初に勤めた会社は『飲んでナンボ』のガッチガチの体育会系。
飲み会の予定を言われるたび、その日までズーーーっとブルー。
当日は動けなくなるまで無理矢理飲まされたものです。
今の時代じゃ考えられませんが(笑)

ほどなくして無理矢理飲まされるようなこともなくなる年齢になり、基本的に人が好きな自分は男女問わず相手に興味を持ったら自分からゴハンによく誘わせてもらってます。
そうしているうちにふと気づいたことがありました。それは
『男同士で語り合う時は、お酒がないと本音を聞き出しにくい』
ということ。

それはお誘いするところから始まります。
『あ〜、この人ともっと話がしたいな〜』って思ったとします。

『今度ゴハンでも行きませんか?』
飲めない自分はどうしてもこの文言になってしまします。
でもこれ、ちょっと怪しまれますよね?特に男同士だと(笑)

『今度一杯やりませんか?』
密かに憧れのフレーズ(笑)
絶対こちらの方が『いいですね。行きましょう。』ってなりやすいと思うんです。

でもとにかくお誘いできたとします。
やっぱり違うんですね〜話の内容が。
普段飲めないことを『酒のない人生もいいもんだ!』なんてリチャード・ギアのセリフを受け売りにしている自分も、この時ばかりは悔しい思いをしたこともありました。
しかし、そんなことずっと思ってても仕方ない。
バンディ、41歳。

お酒の力なんて借りなくても、立派に酔っ払いさんとコミュニケーション取れるようになりました(笑)
最後の忘年会は、今年から仲良くさせてもらったコチラのダンディなお二人と。
笑いが止まらないステキな忘年会でしたっ♪

 

 

さて

前置きが長くなりましたが。
今日はクリスマスイブということで、クリスマスプレゼント用にいくつかオーダーいただいたアイテムの中からコチラをご紹介。

旦那さんへのプレゼントでオーダーいただいた、二つ折り財布【Monica】。
旦那さんの希望は“変化して行く革”であることと、“名前を入れて欲しい”ということ。

『自分の持ち物に名前を入れる』
子供の頃は当たり前のことでしたが、だんだんと歳をとるにつれその習慣はなくなりつつあるように思えます。

 

でも自分はとってもいいことだと思います。
いくらオーダーしたこの財布だって、革の指定だけなら全く同じもの。
しかしそこに名前を入れることによって、“自分だけのもの”に初めてなるわけです。

もちろんシンプルなものもいい。
無印だってニトリだっていいものはたくさんあります。
でもそれに自分だけの“何か”を付け加える。
それだけで人生が充実する…とは言い過ぎかもしれませんが、自分なりの何かをちょっと付け加えるだけで自分だけが『ふふふ。』って思えたら…なんか幸せな気がします。

そんな気持ちにQrinafのアイテムが寄り添えたら。
この仕事をやってきた甲斐があった、っちゅーもんですかね(笑)

 

 

【今週の看板娘】

クリスマス?
それって美味しいんですかぁ??

 

 

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とおっしゃられる方が多いですが、ほとんどが初心者の方です。
ぜひ一度見学または体験教室にいらしてください!
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平日お勤めの方、この秋から新しいことを始めてみませんか?
お申し込み・お問い合わせ、パンフレットのご希望は当店まで。
メール(qrinaf@gmail.com)またはお電話(03-6319-0146)にて。
またホームページにも“school”というバナーで詳細をアップしましたのでご覧下さい。
下記材料屋さんにパンフレットを置いていただいておりますので、ぜひお手に取ってご覧下さい。

レザーメイト さとう さん
三洋商会 さん
角田商店 さん
Kファスナー さん

ご検討のほどよろしくお願いいたします。

 

 

 

夜、東京にて。

pm 6:29  『困ったなぁ〜。』

いつのことかは忘れたが、そんな遠い過去ではないある夜のこと。
言葉にはならなかったけど、心の中で自然と呟いた一言。
もう今は現金を持ち歩かなくてもいい時代になった。と、テレビの中のいかにも物事を知ってそうな男性が勇ましく言う。
するとキャスターの女性が『でもまだ日本は現金主義だから…』と、少し庶民派寄りなコメント。
それもわかる気はするが、ちょっと流れについて行けなくなってるんじゃないの?なんて意地悪な視聴者の自分。
若い頃は最新のものをそれこそスポンジに吸われていく水のごとく吸収したものだ。
しかし今思えば、まだまだ不安定な若い自分を誇示するための“条件”のようなものだったのかもしれない。。。
少し話が逸れた。
『現金を持ち歩かない』=『財布が必要なくなる』
我が仕事の未来は明るいのか?
チラッと不安が心をタッチして、その時呟いた一言を思い出させた、人が不要になった改札の『しっかりタッチ』。

 

pm 6:53  『どうやって買ったのだろう。』

付き合ってきた年数はなんとなく思い出せた。
約20年…だと思う。
欲しくて欲しくて手に入れたのに、当時を振り返るとまるで虐げるようにこの靴と接していた気がしてならない。
一つのヒビ割れに目がいく。
なんでこうなる前に手入れしてあげなかったんだろう…
後悔にも似た気持ちがふと、よぎる。
最近になって、自分の商品を買ってくれたお客さんから『手入れはどうしたらいいですか?』と、聞かれるようになってきた。
自分は革を人の皮膚に例え、やれ掃除が大事だ、潤いが大事だ、などと言う。
もちろん間違ってはないのだが、その言葉はもしかしたら自分の『後悔』から発してるのかもしれない。
『痛んでからでは遅いんですよ。』
ハタチになるこの一足の靴から聞こえるようだ。
それにしても思い出せない。
キミはどうやってボクのところに来たのですか?

 

pm 7:14  『ちょっと待った!』

『会社の人間関係で悩んでます。どーしても苦手な人がいるんです。どーしたらいいですか?』
いつも金髪がトレードマークの有名なタレントさんが、誰かから送られて来たであろう、本人にとってはとてもとても深刻な悩みを綴った手紙を読むとこう言った。
『人間関係ってさ、ぜ〜んぶ良好だったらつまんないよ。きっと。たまに『あ〜この人苦手だな』って言う人の存在が、ある意味人間関係の“スパイス”なんだよね。そのピリッとしたスパイスがあるからこそ、全体の人間関係が味のあるものになっていくんじゃないでしょうか。だからそういうこともひっくるめて、深〜い味わいのある人生を送ってくださいな。』
自分にとって、その人が存在することで実害があれば話は別だが、この話は自分自身の人との付き合い方に大きな影響を与えた言葉だった。
もう10年以上前のことだろうか。

『出会いがあれば別れもあるよ。』
誰しもが一度は言った、もしくは言われたことがあるこの言葉。
そんな、人との関わりについてもっともポピュラーな、もっと言えば“人とのご縁の極意”のような言葉に、『ちょっと待った!』とブレーキをかけてくれる先の言葉で、また生まれる何かがある。
いや、実際にあった。
そして今も自分に訪れ続ける“出会いと別れ”。
ときに“別れ”は慎重に、しかし避けられない時はさりげなく。
自分の中に渦巻く何かがあっても、それは自分の中だけに。

 

pm 10:26  『寒いのは外か?中か?』

自分とはなんだろう?
自分らしくとはどういうことだろう?
小さな画面をいくら見つめたって、そこに答えはない。絶対。

『いいね!』その数には全く意味なんてなくて。
『お疲れ様でした!』そのコメントで絆が深まることなんてなくて。
そんなことより『よかったね』『お疲れだったね』と、大切な誰かにかけてもらうその一言がどんなに暖かいか。

防寒機能がない人間の体は服を着る。
防寒機能が衰えた人間の心はSNSで暖をとる?
いっとき暖かくはなっても、その冷めるスピードは計り知れず。
所詮、バーチャルだもの。

 

pm 10:31  『東京の午後、10時31分。』

きっと、日本のどこにいたってこの瞬間は、夜の10時31分なんだろう。
小さな箱に揺られ、それぞれの行き先へと向かう人々。
ボクのわずか10cm前に立っている男性は、一生懸命に指を動かしている。
誰かに何かを伝えてるのだろうか?
忘れてはいけない何かを頭をフル回転させて覚書してるのだろうか?
そんなの知ったこっちゃないけど、ボクもこの人も、東京で生きている。
でもボクは知っている。
きっと10年後…もしくはそれまでのうちに、ボクはここにはいないであろう、と、いうこと。
今はただ、ボクもこの人も、東京で生きている。

 

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なんだかムショ〜に文章が作りたくなって、長々と書いてしまいました。
特に意味はありませんので悪しからず(笑)

 

 

【今週の看板娘】

パトロールご苦労さま♪

 

 

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