どう生きて行きますか。

つい先日の浅草寺の様子です。
この状態になるときは、必ずやってきます。

『台風』

です。

 

関東地方はさほど大きな被害はありませんでしたが、関西方面は甚大。
バンディの地元伊勢はどうかと思い、弟に電話してみると

『駅前の木が全部折れたよ!』

とのこと。
正直、絶句しました。

 

 

こういうことがあると何を考えますか?

逃げ道?

常備品?

家族との連絡手段?

 

 

自分は…

『後悔しないように生きよう』

って強く思います。

 

 

確かに大災害が起こったとき、生き延びるために必要なものは必ずあります。
それは今からでもできることだし、誰でもできること。
では『自分にしかできないものは何か?』って考えたとき…さっきの答えに自分はなりました。

 

何度か行かせてもらった東日本大震災のボランティア活動。
元気を出してもらうために行ってたはずが、毎回こっちが元気をもらって帰ってきたことを思い出すと、今でも胸が熱くなります。

九死に一生を得た方々から聞いた、いくつもの壮絶なお話。
その中に忘れられない一言があります。

自分が『避難するとき何か大切なものを持ったんですか?』と聞くと、おばあちゃんは言いました。

 

『大切なもんはあったけんど、そんなもん探してたら今頃オラは家族もろとも死んでたさ。着の身着のままであの津波から逃げることだけで精一杯さ。何一つ、持って出たもんはねぇな。』

 

 

何かが起こった後。

生き延びるために必要なものは確かにあります。
しかしそれはあくまでも『生き残った』とき。

もし
そこで自分の人生の幕が降りることになったとしたら…

その瞬間、何を思うでしょうか?

 

『あぁ、みんなに反対されたけど、やっぱりやっておけばよかったなぁ〜』

『テレビで観たあの壮大な景色を一度は見に行けばよかったなぁ〜』

 

『大切なあの人に、なんであのとき会いに行かなかったんだろう…』

 

そんな
後悔してもしきれない思いを、極力したくないと思うのです。

 

 

『いま、自分にできることをやる。自分のために。』

これまでもこれからも。
この言葉を意識して生きていきたいと思います。

 

 

 

 

2011年12月19日 女川町立第四保育所 にて

元気に大きくなってるかな!
みんなありがとね!!

 

 

台風21号、並びに北海道胆振東部地震で亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りいたします。

 

 

 

 

 

 

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